MSPブログ

カテゴリー

2024年10月
« 6月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

タグクラウド

MONOist Rainbow Spin (Seven prismatic colors) アルマイト アルミ地金 NSPルール アルミ地金ジャパン・プレミアム アルミ建材 アルミ押出し形材 インコネル コストダウン提案 コマ大戦土俵 Mobile mini BLACK or WHITE ショットブラスト シリコンゴム シリコーンゴム テクニカルショウヨコハマ2016 バフ研磨 ヒートシンク プレス加工 ホットチャンバー方式ダイカスト マグネシウム マグネシウム合金 ロストワックス 全日本製造業コマ大戦 切削加工 切削条件 営業活動 外観仕上げ 少ロット 少ロットアルミ押出し材 心技隊 押出材ヒートシンク 旋盤加工 染色アルマイト 消失型鋳造法 熱伝導率 真鍮 硬質アルマイト 硬質クロムめっき 箱根駅伝 金属表面処理 鏡面ラッピング加工 開眼!必勝だるまコマ 開運だるまコマ まさる君 電解研磨 黄銅 LME(London Metal Exchange)

地金相場

アルミ地金の推移(NSP)について

前略


世界情勢や為替の影響を受け、資源価格の高騰が続いております。

アルミに関してもその流れからは逃れられておりません。

2022年7~9月期のNSP価格が480円/kgでした。

2020年頃に比べれば倍になっておりました。

相場モノですから、思惑含みで常に先物価格は変動していきます。

弊社が創業した2004年当時のNSPは220円kg位だったかと記憶しております。

 

さて、2023年7~9月のNSP価格が決まりました。

10円/kg下がって 390円/kg となります。

 

個人的なこの先の見通しとしては、年内は同じくらいのレベルで推移するのではないでしょうか。

余程の変動要因がなければ上昇に転じる可能性は低いと思われます。

 

弊社でも、アルミ押し出し形材などのアルミ材を扱っているので相場は常に気にかけております。

特にヒートシンク・放熱板などアルミの放熱特性を生かした製品のご注文が増えてきており、地金価格の推移による材料比率アップは困るのでどうにか落ち着いて欲しい物だと思います。

草々

 

代表 伊藤

 

 

 

地金の変動について

2023年4~6月適用価格 は 400円/kg になります。

*取引メーカーによって若干の違いがありますのでご注意下さい。


計算方法は以下の通りです。
2022年 12月   393.3 円/kg

2023年 01月   389.7 円/kg

2023年 02月   386.2 円/kg

3ヶ月平均     389.7 円/kg

一の位を四捨五入   390円/kg
エキストラ       10円/kg

NSPルールの運用範囲内では、2023年4~6月末まで地金価格の変動はございません。

 

 

市場価格について

師走に入り、本格的に冬がやってくる時期となってまいりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか、代表の伊藤です。

本日は、アルミ価格に関連するお話をさせて頂きます。

一時の暴騰に比べれば、足元のアルミ地金相場は多少落ち着いてきた感があります。

しかし、アルミ地金相場の変動に利用されている「NSPルール」では過去の相場を反映システムのため、来年の3月までは確実に高値で推移致します。

またアルミ合金に利用する添加金属も同様に高騰しており、アルミ価格を押し上げる要因の一つとなっております。

原油価格の高騰は原油由来の製品全般の梱包資材に至るまで、原価上昇圧力となっております。

メーカーからロールマージン(地金以外の価格要素)の値上げ圧力が高まっているのは、こう言う背景があるからです。

また金属加工業界でも、コロナ禍による中小零細企業の廃業を加速させました。

供給能力の低下と相まって、緊急事態宣言明けでの需要増加と、金属価格高騰による発注の前倒しなども重なり、一部の加工分野では設備稼働率が非常に高いレベルを保っております。

政府主導の賃金アップ要請も、更なる値上げ圧力となって市場価格に影響を与えることと思います。

仮に足元の地金価格が下がっても、以前の価格水準に戻ることは無いと思います。


銅地金についても同様の背景があるので、真鍮価格も暫くは高止まりのままと思われます。

参考までに、銅建値の推移は1月4日840円/Kgで始まり、12月6日1120円/kgと、280円/kgも値上がりしております。

アルマイト処理についても、電気代アップ、処理液の高騰で従来比20%コストアップは当たり前という流れです。

ネジについては、台湾メーカーからの共急減による在庫低下で、市場にモノが無いサイズも出始めております。

 

非常に難しい環境の中で、MSPは用途に見合った適切な形状や加工法と品質レベルをご提案させて頂くことにより、少しでもお客様のご負担が低減できないかと考えながら日々の業務に対応しております。

加工先にお困りの際には、アルミ押出し品に限らず、旋盤加工品、マシニング・フライス加工、板金加工様々な加工分野で優れた技術を持つ協力会社様と一緒に、皆様のお役に立てる連携を組んでおりますので是非一声おかけ下さい。

最近多いお問い合わせが「ボール盤やフライスでいい簡易加工をやってもらえる会社が無い」と言う内容です。

MSPには、そういった簡易加工に秀でた協力会社様とも連携しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせをお待ちしております。

参考までに、アルミ地金価格改定ルールの解説を貼り付けておきます。

NSPルールとは

弊社では、地金相場の変動をNSPルール(New Standard Price Rule)という独自のルールを採用し、価格に反映させております。

1年を4分割し3ヶ月単位で地金相場の変動を実勢価格に反映させるという言うものです。

基準となる相場価格は、日本経済新聞に毎月第一月曜日に掲載される、月間平均相場が基準となります。

反映の方法は、月間相場を3ヶ月間平均を一桁を四捨五入し、エキストラで+10円します。

NSP適用期間 相場適用期間
01~03月 09~11月
04~06月 12~02月
07~09月 03~05月
10~12月 06~08月

と言う区切り方になります。

これには、1ヶ月の告知期間を設けると言う意味で、相場適用期間が設定されています。


例> 2022年1月~3月のNSP価格なります。
*取引メーカーによって若干の違いがありますのでご注意下さい。


2021年 09月   377.0 円/kg

2021年 10月   404.5 円/kg

2021年 11月   373.2 円/kg

3ヶ月平均     384.9 円/kg

一の位を四捨五入   380円/kg
エキストラ       10円/kg

2022年1~3月適用価格  390円/kg

と言う風になります。

NSPルールの運用範囲内では、2022年1~3月末まで地金価格の変動はございません。

 

年度末を控えた稼働状況について

 

 

今回は、弊社の協力会社の稼働状況について書いてみたいと思います。
(2017年3月8日現在の情報です)

年度末を控え、現場がバタバタしている協力会社様が増えてきました。

<アルミ押し出し材>
各メーカーとも地金価格がNSPルールの改定で40円/kgアップとなる事を踏まえた駆け込み需要も重なり、非常に混雑しております。

例年、年度末の在庫調整などの影響で4月も混雑しており、今年はそれに拍車がかかっています。

押し出し材の2次加工を得意としておりますので、素材調達から二次加工に表面処理まで一貫してお任せ頂けます。

 

<ヒートシンク>

熱対策が必要な製品が多くなり、高性能ヒートシンクの需要は増えています。

櫛形ヒートシンクでは熱容量が足りないと言う話でお問い合わせ戴くケースが増えました。

出来るだけ標準品を活用し、追加工で安価にご提供出来るように心掛けております。

こちらは、素材の調達に手間取るケースも御座いますが、追加工なら余裕があります。

 

<マシニング系>
半導体関連装置の需要が立ち上がっている関係で、暇な協力会社さんは少ないです。

とは言えタイミングが合えば、年度内に納品可能なケースもございます。

昨日も、かなり無理筋な案件を無理を言って請けていただきました。

プレート加工に限らず、3次元加工に、アルミ押出し形材への二次加工も得意としております。

既存の協力会社様がパンパンで困った!と言う時には、是非ともお声がけ下さい。

 

<旋盤系>

旋盤系は近年廃業が多く、加工メーカーの母数自体が激減している状況で半導体関連の受注が旺盛なので忙しい協力会社様が多いです。

しかし、弊社の協力会社さまの中にはタイミングよく量産品の終焉が重なった事もありまだ若干余裕があります。

CNC複合旋盤だけでなく、ピーターマン方式のNC機に、汎用旋盤、ペンチレース機などあらゆる機種で対応可能です。

 

<プレス加工>

アルミ押出し材の二次加工に特化したプレス加工を手掛けている協力会社に、若干余裕があります。

アルミ押し出し材の加工は、初期段階のチップソーの高性能切断機を自社保有しているかがキーポイントなりますが、弊社の協力会社なら問題ありません。

 

<樹脂加工>

この分野も、全体で見れば半導体関連で忙しい協力会社様が多いです。

弊社の協力先では、設備増強に伴いまだ余裕があるとの情報があります。

 

<ネームペレート>

商品の品を高めるネームプレートの供給にも、近年力を入れております。

レーザー彫刻、エッチング、機械彫などご要望に応じた対応が可能です。

幾分余裕がございます。

 

<表面処理>

意匠性の高い表面処理も問題なく対応可能です。

染色アルマイトなら、常時26色の対応が可能です。

塗装も、高級オーディオのパネルを塗れる協力会社もございます。

 

 

多くの協力会社様に支えられながら、MSPでは年度末に向けた納品体制を作り出します。

加工部品の調達でお困りの事があれば、一度お電話下さい。

経験と実績を背景にし、皆様のお役に立つ自信があります。

ご連絡お待ちしております。

 

 

(お問い合わせ先)
営業担当 : 坪谷・伊藤
HP http://mspjpn.com/
mail sales@mspjpn.com
電話 045-633-1056

 

次期アルミNSPルール価格

足元の価格と変動はありません。

2017年1月~3月のNSP価格なります。
*取引メーカーによって若干の違いがありますのでご注意下さい。

2016年 09月   210.9円/kg

2016年 10月   221.3円/kg

2016年 11月   239.2円/kg

3ヶ月平均     223.8円/kg

一の位を四捨五入   220円/kg
エキストラ       10円/kg

2017年1~3月適用価格  230円/kg

と言う風になります。

NSPルールの運用範囲内では、2017年3月末まで地金価格の変動はございません。

 

2016年7月~9月適用分 NSPルールアルミ地金価格

以下の計算方式により、2016年7月~9月のNSP価格は計算されております。

*取引メーカーによって若干の違いがありますのでご注意下さい。

2016年 03月   228.5円/kg

2016年 04月   225.8円/kg

2016年 05月   222.8円/kg

3ヶ月平均     225.7円/kg

一の位を四捨五入   230円/kg
エキストラ       10円/kg

2016年7~9月適用価格  240円/kg

と言う風になります。

NSPルールの運用範囲内では、2016年09月末まで地金価格の変動はございません。

NSPルールとは?

弊社では、地金相場の変動をNSPルール(New Standard Price Rule)という独自のルールを採用し、価格に反映させております。

1年を4分割し3ヶ月単位で地金相場の変動を実勢価格に反映させるという言うものです。

基準となる相場価格は、日本経済新聞に毎月第一月曜日に掲載される、月間平均相場が基準となります。

反映の方法は、月間相場を3ヶ月間平均を一桁を四捨五入し、エキストラで+10円します。

NSP適用期間 相場適用期間
01~03月 09~11月
04~06月 12~02月
07~09月 03~05月
10~12月 06~08月

と言う区切り方になります。

これには、1ヶ月の告知期間を設けると言う意味で、相場適用期間が設定されています。

 

 

アルミ製品価格の値上げ情報

おはようございます。代表の伊藤です。 

早いもので、12月の声が聴こえる時期となってしまいました。

先般もご報告しておりましたが、アルミメーカー各社から地金の上昇分以外にも「RM(ロールマージン)」と呼ばれる加工費に相当するコストに対する値上げ方針が次々と発表されています。


当社が得ている情報では、以下の通りです。

2015年1月より適用
・アルミ地金NSP上昇分   30円/kg(未確定) 
・RM(ロールマージン)   40~60円/kg
・アルマイト処理費用    15~25円/kg
*値上げ幅はメーカーにより異なります。
*流通機構の違いにより、値上げ幅は大きく変化します。

ザックリ言ってしまうと「100円/kgの値上げ」になる可能性が大きいと言う事です。


アルミ地金は、国際相場での価格変動を定期的に反映させていこうというルールですので、従来通りの動きです。

 

しかし、RM(ロールマージン)やアルマイト費用の値上げは
「何故だ!」
「便乗値上げじゃないのか?」
などという 声も聞こえて来そうですが、小生なりに理解している範囲で説明させて戴きます。


皆さんにも判りやすい理由としては、円安による資源高騰で電気代、燃料代が高騰したと言う事です。

これと同じ様に、アルミは合金で使うことが殆どで、例に上げるならばA5052には、 Si、Fe、Cu、Mn、Mg、Cr、Zn、Ga、V、Ni、B、Zr、Ti などを合計で4%程度添加して合金にしています。

この添加物もアルミ地金同様に輸入しており、円安の影響で高騰しています。

その他、多種多様な経費も僅かながら上昇しており、製造原価を引き上げる要因となっています。

アルマイト費用に関しても同様の事がえいます。

アルミメーカー各社とも、強い意志を持って今回の値上げに当たる姿勢を示しております。

メーカーに言わせれば、言葉の綾ではありますが「値上げ」ではなく「値戻し」だという事なんですね。

 

弊社としては、出来る限りコスト上昇を抑えるべく、メーカーとの折衝に入っております。

但し、明らかに現在の市場価格と乖離する価格で供給させて戴いているお取引先様への価格改定は避けられないと思います。

利益が相反するお客様とメーカーの間に立ち、双方が納得して頂ける落とし所を作るのが弊社の役割なのだと思っております。

 

お読み戴いた皆様も、避けては通れない道だと思いますので、早めのアクションで各所との折衝を進められる事を強くお勧め致します。

 

取り急ぎ、ご報告まで。

非鉄金属地金相場の高騰について

アルミ地金を含む非鉄金属地金全般で、価格が高騰し始めた。
日銀の追加緩和政策が発表され、円安が加速している事も大きな要因となっている。
来年に向け、材料費の高騰を考慮した見積りを心掛ける必要があるだろう。
その中でも、アルミ地金はLMEの在庫が急激に減少しており、海外市況は上昇中。
参考> アルミニウム合金価格リアルタイムチャート(USD/tonne)

円安との悪い相乗効果で、国内相場も急激な上昇基調となっている。
今朝も、メーカー担当者より市況に関する情報に注意した方がいいとのアドバイスを頂いた。
皆さんも、暫く市況を注視して置くことをお薦め致します。

(日刊産業新聞より引用)
15年 非鉄金属、需給タイト化進む 英トライランド報告ロンドン金属取引所(LME)のリング会員である英トライランド・メタルズがこのほど発刊した四半期報告書によれば、2015年の非鉄金属は需給タイト化し、価格はおおむね前年を上回る見込みだ。
アルミと亜鉛のファンダメンタルズ(需給要因)はしっかり。ニッケル、鉛、錫も、来年には供給不足に陥る見通し。
http://www.japanmetal.com/news-h2014110753696.html

アルミ地金ジャパン・プレミアム

本日は、アルミ地金市況についてです。

最近、アルミ地金ジャパン・プレミアム(割増金)が、過去最高水準の249ドル/トン で一部決着したとの記事が掲載されていた。

ところで「ジャパン・プレミアム」って、日本向けにだけ余分に高く売りつけられている様に感じるのですが、その内容は以下の通り。

海外大手のアルミ地金メーカーから仕入れる際の、基本は「運賃」と「手数料」です。これを四半期ごとに改定するルールになっている。

手数料と言っている中には、各地域の需要状況を反映した需要と供給のバランスで増減する部分も含まれています。

アルミ地金の輸入価格は、LME(London Metal Exchange)の現物価格に、このプレミアム分が上乗せされて決められています。

当然、ドル価格での決済になるので為替相場も大きく国内相場には影響をおよぼします。
LMEの在庫量との兼ね合いで、需要と供給のバランスによって国際相場は形成されるのですが、最近ではちょっと別の要因が加わっているらしいです。

それが何かというと、LMEの在庫量は520万トンと過去最高水準まで積み上がっているのにもかかわらず、在庫の多くが金融取引に使われており、現物が市場に流通せず、加工最高の在庫水準にあるにもかかわらず供給のタイト感がある為に、ジャパン・プレミアムが過去最高水準で推移している背景にあるという。

実体経済ではなく金融取引に翻弄され、最終的に地金価格上昇の余波で被害を受けるのは、多くの中小企業。

実際にLMEの価格自体は1900ドル/トンと低水準にあるため、もっとアルミ地金価格は下がっても良いんですけどね。

※今回の話は、2013年6月中旬のデータを基に構成しております。

 

 

アルミ地金相場(NSPルール)

2013年も早いもので、6月も半ばですね。

為替相場の変動や、海外市況の変動によりアルミ地金にかぎらず 金属相場は動いています。

そんな中で、アルミ地金はといえば、日本経済新聞相場をみれば

1月 236.8円/kg

2月 249.2円/kg

3月 240.1円/kg

4月 243.0円/kg

5月 247.1円/kg

という状況でした。

これを踏まえ、7~9月のNSPルールでの価格は 4~6月期と同じ250円/kgとなります。

円安基調が続く状況ですので、更に上昇する傾向が続く ものと思われます。

見積り案件に対しては、材料上昇時のリスクヘッジが 出来る内容での回答を心掛けられた方が良いと思います。