株式会社エムエスパートナーズ(MSP)は、社名の由来である「Multi Supply Partners」の通り、多くの協力企業とともに多種多様な金属部品や情報を供給する技術商社です。
多くの知見を積み重ね、製造業の部品調達・流通を強力にサポートしております。
【当社の強み:アルミ押出材・ヒートシンク】
特に当社が強みとしているのが、アルミ押出材およびアルミヒートシンクの調達・加工です。小ロットのご注文から難易度の高いカスタム形状のデザイン提案、切削加工やアルマイト等の表面処理まで一貫して対応いたします。
豊富な実績と技術ノウハウを活かし、熱対策や軽量化をはじめとするお客様の多様な課題に対し、最適なソリューションとコストパフォーマンスをご提案いたします。
【ワンストップ体制と営業サポート】
単品部品から複合部品の組み立て、最終パッケージまでお任せいただける「MSPワンストップサプライ」により、お客様の調達工数削減とコストメリット創出に貢献します。
また、優れた技術を持つ加工メーカー様の「営業サポート事業」も展開し、パートナー企業と共に着実な前進を続けております。
金属加工やアルミ部品の調達でお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
追伸>
本日より第23決算期となります。
多くの方に支えられ本日を迎えられましたことに心から感謝申し上げます。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 伊藤昌良
中東情勢の悪化により、アルミ業界にも大きな影響がで始めています。
中東情勢とは関係なく国内の足元では、NSPルールに基づき4月~6月期において560円/kgが適用されることとなり、現状よりも60円/kgの上昇が確定しております。
それ以外の要素で中東情勢の不安定化により、国際相場であるLMEが敏感に反応し上昇中と言うニュースもあります。
エネルギー問題や円安による合金添加物のコスト上昇に、物流費アップなども含めアルミメーカー側としては値上げせざるを得ない状況になるのは容易に推測出来ます。。
7~9月期のNSP地金上昇よりも前に、メーカーの加工費・経費部分とされるロールマージンの値上げが始まるのは避けられない状況かと小生は危惧しており、注意深く見守る様にしたいと思います。
(要約)
中東情勢悪化により、バーレーンの製錬所がストップしています。
2026年3月、世界最大級の単一サイト製錬所であるAlba は不可抗力により出荷停止を発表しました。
物流の混乱を原因に上げています。
これによりアルミ価格はLMEで最大5.1%上昇しました。
中東地域全体で世界供給の約8%を占めるため、世界的に影響は大きいと推測されます。
中東→日本の一次アルミ輸入は年間 約80〜100万トン。
Alba の年間生産量は 約150万トンでそのうち輸出比率は 約75〜80%とされています。
その中でバーレーンのシェアは 5〜10%程度で約4〜10万トン/年とのこと。
※数値はネット情報を小生が要約したので、誤りがある可能性があります事を御賢察願います。
代表 伊藤
長年ヒートシンクを扱っていて質問されるのは「熱伝導率なら銅がいいですよね?」といった疑問。
答えを最初に言ってしまうと「塑性加工が容易」で「比重が低い」ので「製品コストのバランスが良い」事に尽きます。
その理由を、以下の特徴から確認してみましょう。
※比重は代表的な合金で抜粋しました
※金額部分は、2026年1月末現在の価格をベースに丸めて掲載しています
(まとめ)
金属/ 熱伝導率(W/m・K)/ 比重/特徴
銀 /429 /10.49/最高の熱伝導率を持つが高価で実用向きではない
銅 /398 /8.96/高性能だが重く、価格も高い
アルミ /237 /2.7/軽くて安価、コスト・性能のバランスが最適
鉄 /80 /7.87/強度はあるが、熱を伝えるスピードは遅い
ステンレス /15/7.93 /耐久性はあるが、熱を伝えにくい
(個別の特徴)
銀(429 W/m・K): 熱伝導王ですが、コストの面で実用性に大きな制約があります。
貴金属としての価値が高く、産業用製品への大量採用は現実的ではありません。
(1kg当たり 約60万円)
銅(398 W/m・K): 優れた熱伝導性を持ち、電気伝導性も高いため電子機器で重宝されます。
しかし、アルミニウムの約3倍の密度と高い価格が制約となります。
特に大型の部品では重量とコストの両面で不利になります。
(1kg当たり 約2000円)
アルミニウム(237 W/m・K): 銀や銅に次ぐ熱伝導性を持ちながら、軽量さと比較的安価な価格が強みです。
この「性能・重量・コスト」のバランスの良さが、幅広い製品開発において選ばれる理由となっています。
(1kg当たり 約1000円)
鉄(80 W/m・K): 強度は高いものの、熱伝導率はアルミニウムの約1/3です。
熱を均一に分散させる用途には不向きですが、構造材としての価値は高いです。
(1kg当たり 約150円)
ステンレス(15 W/m・K): 耐食性に優れますが、熱伝導率は極めて低く、むしろ熱を遮断する性質があります。
食品業界ではこの特性が逆に活かされることもあります。
(1kg当たり 約1000円)
この比較から見えてくるのは、アルミニウムが「高すぎず、低すぎず、ちょうど良い熱伝導率」と「軽量さ」「コスト効率」を兼ね備えた、実用的な素材だということです。
アルミ押出し材で複雑な形状を成形し、表面積を稼いで放熱性能を高められるコトもアルミが選ばれる大きな理由となっています。
アルミヒートシンクに関する調達の際にご一報頂ければ、必ずお役に立てると自負しております。
ご連絡をお待ちしております。
ヒートシンク担当
営業部 部長 坪谷
トランプ関税による不透明感漂う市況の中で、アルミ地金相場の推移もジワジワと影響を受けている様に感じます。
足元の円安傾向も相まって、足元の地金相場は上昇傾向です。
振り返りながら相場の方向性を推察したいと思います。
ここにたどり着かれる方は、答えが知りたいのだと思いますのでまずは結論からお伝えします。
- 2025年7~9月期は460円/kgになっています。
- 小生の予測では10~12月のNSP価格は現行+20円/kg程度の480円/kgではないかと推測します。
- トランプ関税を含む世界情勢や資源価格の動向に左右されるため、価格変動には注意が必要です。
- 専門家の中には、2025年以降も上昇傾向が続くと予想する声もあります。
- 2026年に向けて、あまり下落傾向の要素がないため再び500円/kgの大台に手が掛かる可能性が高い。
アルミニウム地金の価格(NSP価格)は、2023年から2025年にかけて変動を繰り返しながら、全体的には上昇傾向です。
2023年7~9月期には390円/kgでしたが、2024年4~6月期には400円/kg、7~9月期には460円/kgと上昇し、2025年4~6月期には過去最高値の500円/kgに達しました。
価格推移の詳細
- 2023年:
- 1~3月: 410円/kg
- 4~6月: 400円/kg
- 7~9月: 390円/kg
- 10~12月: 390円/kg
- 2024年:
- 1~3月: 410円/kg
- 4~6月: 400円/kg
- 7~9月: 460円/kg
- 10~12月: 460円/kg
- 2025年:
- 1~3月: 470円/kg
- 4~6月: 500円/kg
- 7~9月: 460円/kg
価格変動の要因
その他:
- アルミ地金価格は、需要と供給のバランス、世界経済の状況、政治的な要因など、様々な要因によって変動します。
梅雨の足音も日に日に大きくなり始めた今日このごろ、2025年もあっという間に6月になってしましました。
6月といえば、アルミNSP価格の改定判断の月になります。
(一番下にNSPルールの基本計算方法を記載しておきます。)
世界的な景気減退もありアルミ地金のNSP価格価格が40円/kg低下し 7~9月の適用価格は460円/kgとなります。
アルミ地金の変動要素をAIを利用しまとめてみました。
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アルミ地金価格が変動する要因はいくつか考えられますが、主なものは以下の通りです。
世界経済の減速と需要の低下:
- アルミは自動車、建設、包装、電気機器など幅広い産業で使われる汎用金属です。世界経済が減速すると、これらの産業での生産活動が鈍化し、アルミの需要が減少します。
- 特に、経済大国である中国の景気動向は、世界のアルミ需要に大きな影響を与えます。中国の不動産市場の低迷や製造業の不振は、アルミ需要の減少に直結します。
供給過剰:
- 需要が停滞または減少する一方で、生産能力が過剰になっている場合、供給が需要を上回り、価格が下落します。
- 特に、中国や中東など主要な生産国で新規の製錬所が稼働したり、既存の製錬所が生産量を増やしたりすると、供給過剰になりやすいです。
- ロシア・ウクライナ戦争などの地政学的な要因で、特定の地域からの供給が変化し、需給バランスに影響を与えることもあります。
エネルギー価格の低下:
- アルミの製錬には大量の電力を消費します。そのため、電力価格、特に天然ガスや石炭などのエネルギー価格が低下すると、アルミ製錬のコストが下がり、それが地金価格に反映されることがあります。
為替レートの変動:
- 国際市場でのアルミ価格は米ドル建てで取引されることが多いため、ドル高が進むと、ドル以外の通貨を保有する国にとってアルミが相対的に割安になり、価格が下落する圧力となることがあります。
投機資金の流出:
- アルミは商品市場で取引され、投機資金の対象にもなります。経済見通しが悪化したり、他の投資対象に魅力が移ったりすると、アルミ市場から投機資金が流出し、価格が下落することがあります。
在庫水準の増加:
- ロンドン金属取引所(LME)などの主要な在庫量が積み上がると、供給過剰感が増し、価格を下げる要因となります。
これらの要因が単独で、あるいは複数組み合わさることで、アルミ地金価格は変動します。最近のアルミ価格の低下は、多くの場合、世界経済の減速懸念や中国経済の不調が複合的に影響していることが多いです。
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NSPルールとは
弊社では、地金相場の変動をNSPルール(New Standard Price Rule)という業界独自のルールを採用し、価格に反映させております。
1年を4分割し3ヶ月単位で地金相場の変動を実勢価格に反映させるという言うものです。
基準となる相場価格は、日本経済新聞に毎月第一月曜日に掲載される、月間平均相場が基準となります。
反映の方法は、月間相場を3ヶ月間平均を一桁を四捨五入し、エキストラで+10円します。
| NSP適用期間 | 相場適用期間 |
|---|
| 01~03月 | 09~11月 |
| 04~06月 | 12~02月 |
| 07~09月 | 03~05月 |
| 10~12月 | 06~08月 |
と言う区切り方になります。
これには、1ヶ月の告知期間を設けると言う意味で、相場適用期間が設定されています。
例> 2025年7月~9月のNSP価格なります。
*取引メーカーによって若干の違いがありますのでご注意下さい。
2025年 03月 492.8 円/kg
2025年 04月 427.7 円/kg
2025年 05月 439.3 円/kg
3ヶ月平均 453.2 円/kg
一の位を四捨五入 450円/kg
エキストラ 10円/kg
2025年7~9月適用価格 460円/kg
と言う風になります。
NSPルールの運用範囲内では、2025年7~9月末まで地金価格の変動はございません。