MSPブログ

熱伝導率と熱伝導度は違うのか?

ヒートシンク関連のお仕事をしておりますと、どうしても熱伝導のことについて調べる
機会が増えてきます。

その中で、文献によって「熱伝導率」と「熱伝導度」と言う違った表現をされている

のをたまに見かけて、最初の頃は何が違うんだ?と戸惑っていました。

そんな疑問をお持ちの方も沢山いらっしゃるのではないかと推察して、調べた

事をこちらにメモ代わりとしてアップしておきます。

結論を先に言えば、「熱伝導率」と「熱伝導度」は同じってことでした。

=====

熱伝導率とは、熱伝導において、媒質中に温度勾配がある場合に
その勾配に沿って運ばれる熱流束の大きさを規定する物理量である。
熱伝導度ともいう。
材料:熱伝導率/SI単位:W/(m K)
カーボンナノチューブ(C)/3000 – 5500
ダイヤモンド(C)/1000 – 2000
銀(Ag)/420
銅(Cu)/398
金(Au)/320
アルミニウム(Al)/236
シリコン(Si)/168
炭素(C)/100~250
真鍮/106
ニッケル/90.9
鉄(Fe)/84
白金(Pt)/70
ステンレス鋼/16.7 – 20.9
水晶(SiO2)/8
ガラス/1
水(H2O)/0.6
ポリエチレン/0.41
エポキシ樹脂(/0.21
シリコーン(Qゴム)/ 0.16
木材/0.15 – 0.25
羊毛/0.05
発泡ポリスチレン/ 0.03
空気/0.0241

=====

改めて、アルミがヒートシンクに採用される理由がハッキリと見える数値ですね。

アルミ押し出し形材を始め、アルミヒートシンクなどでお困りの際には、遠慮無くお申し付け下さい。

皆様からのお問い合わせをお待ち申し上げております。

(お問い合わせ先) 
営業担当 : 坪谷・伊藤
HP https://mspjpn.com/ 
mail sales@mspjpn.com
電話 045-633-1056 
FAX 045-633-1051

Al-Mg-Si系 アルミ合金

アルミと一言に言っても、配合している合金によってそれぞれの特徴があります。

「Al-Mg-Si系」と言うと判り難い人も多いと思いますが、A6000系合金と言うと、それね!と言う方は多いのではないでしょうか。

A6000系と言えば、国内では最もポピュラーな押し出し材に使われる「A6063」 も「Al-Mg-Si系合金」と言う事になります。

主な用途は、建材や船舶、車輌部品、構造物に始まり、家具や家電など多くの分野で採用されております。

押し出し加工性に優れており、強度や耐蝕性も良好で、表面処理性も良い事から様々な分野で採用されております。

また、熱伝導にも優れている事で「ヒートシンク」を始めとした放熱性を求める部品としても多く採用されております。

単純に主な合金別の熱伝導度を列記してみます。
*文献によって数値にバラつきがあります。
(単位 : W/m・K)

A1060-O   230

A2011-T8  170

A3003-H18 180

A5052-H34 140

A5056-H38 110

A6061-T6  170

A6063-T5  210

A7075-T6  130

ADC12    96

HT-1    171

DMS5    150

これだけの差があるので放熱性を求める部品の場合、どの合金をベースに設計するかにより製品の大きさを左右する程の違いが出来ます。

A6063材がヒートシンクの材料として採用されているのは、押出性の良さは勿論ですが放熱性能の面でも大きなメリットがあるからです。

 

但し、この系統の合金にも弱点はあります。

溶接には弱く、アルミの長所でもあるはずの高熱伝導の関係で、溶接個所だけでなく周辺部位まで熱による強度低下が起きてしまう点にあります。

強度的な要求がなければ問題はありませんが、強度を求める場合にはボルトやリベットなど物理的に何かしらの締結方法を用いることが多いのもこの材料を採用する際には注意が必要です。

今日は、一般的にはA6000系と称される「Al-Mg-Si系」アルミ合金についてまとめてみました。

MSPでは、それぞれの合金特性を活かした最適設計のご提案をさせて戴き、設計段階からのコストダウン活動をお手伝いさせて戴いております。

 

アルミ押し出し形材を始め、アルミヒートシンクなどでお困りの際には、遠慮無くお申し付け下さい。

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2016年7月~9月適用分 NSPルールアルミ地金価格

以下の計算方式により、2016年7月~9月のNSP価格は計算されております。

*取引メーカーによって若干の違いがありますのでご注意下さい。

2016年 03月   228.5円/kg

2016年 04月   225.8円/kg

2016年 05月   222.8円/kg

3ヶ月平均     225.7円/kg

一の位を四捨五入   230円/kg
エキストラ       10円/kg

2016年7~9月適用価格  240円/kg

と言う風になります。

NSPルールの運用範囲内では、2016年09月末まで地金価格の変動はございません。

NSPルールとは?

弊社では、地金相場の変動をNSPルール(New Standard Price Rule)という独自のルールを採用し、価格に反映させております。

1年を4分割し3ヶ月単位で地金相場の変動を実勢価格に反映させるという言うものです。

基準となる相場価格は、日本経済新聞に毎月第一月曜日に掲載される、月間平均相場が基準となります。

反映の方法は、月間相場を3ヶ月間平均を一桁を四捨五入し、エキストラで+10円します。

NSP適用期間 相場適用期間
01~03月 09~11月
04~06月 12~02月
07~09月 03~05月
10~12月 06~08月

と言う区切り方になります。

これには、1ヶ月の告知期間を設けると言う意味で、相場適用期間が設定されています。

 

 

有益で確かな提案を致します

<MSP行動理念>
今の自分で出来る事を
今の自分に出来るやり方で
今の自分が出来る限りやる
そして、常に出来る事を
増やす努力を怠らない

MSPは、ものづくりを縁の下で支える会社です
皆様の立場に立ち、有益で確かな提案を致します。

株式会社エムエスパートナーズ
代表取締役  伊藤 昌良

「押出し形状の相談」はお気軽に!

アルミニウム押出し材 断面検討案
アルミニウム押出し材 断面検討案

 

アルミニウム押し出し形材に関するお問い合わせを多数戴き、誠に有難うございます。

 

「アルミ押し出し材を扱うのが初めてなので、どの様に設計して良いか判らない」
と言った、お問い合わせも多数頂いております。

MSPでは、初めての方でもスムーズに設計作業を進められる様に、サポートさせて戴きます。

MSPは、DWG,DXF形式であれば社内で作図し、お客様のご要望に沿った、公差を織り込んだ形状の提案をさせて戴いております。

 

相談は、お気軽にご連絡戴ければと思っております。

 

 

写真の形状は、以前に頂きました案件をかなりデフォルメした形状ですが、最終的にこの様な形状に仕上げたいと言うご要望でした。

まず、ご提案するにあたって幾つかキーとなる部分に関する質問を必ずさせて戴きます。

 

・使用用途

・生涯ロット数と、発注ロット数(見込みで構いません)

・表面処理の有無(外観注意箇所はないか)

・他部品と嵌合する場所と、嵌合部品の公差

・二次加工がある場合の基準点(加工図があればより理解が深まります)

・重要寸法と希望公差

少なくとも、この点は確認させて頂くようになります。

 

用途が分かれば、材質が最適なのか判断できます。

表面処理があるのか、外観注意箇所の有無がわかれば、仕上げ加工を入れるのか、押出し面のまま使えるのか判断できます。

他部品との嵌合箇所があれば、そこは公差も含め厳しく管理する重要寸法になります。

このような事を踏まえ、アルミ押し出し工程で実現可能な公差を勘案し、必要な場所には仕上げ加工を入れるための肉盛りを行い、逆に無駄な肉厚は重量=コストとなるので、なるべく軽量化の方向でご提案申し上げます。

但し、1m当たりの重量が150gになるような形状ですと、押し出し自体が不可能になるケースが多いので、どうしても押し出し材を利用した方がコスト的に有利だと判断出来る場合には、あえて余計な肉盛りを行って重量を稼ぎ、押し出し可能な形状にしてしまうケースも御座います。

また、アルミ押し出し材の二次加工までお任せ頂く事により、加工者と協議の上で形状を作り上げることが可能となり、不良品の発生を抑制できる法案を盛り込んだり、クランプ場所を上手に設定する事により加工費の抑制に繋げられるなどのメリットを出せるのも、MSPならではの特徴だと自負しております。

最初に頂く図面は、簡単な手書きのものでも構いません。
MSPにとって一番最初に重要なのは、サイズ感が分かることとお望みの形状を認識することです。

必要であれば、設計図を作成することも可能です(作図は、基本的に有料となります)

MSPへお問い合わせ戴く方の多くは「他で断られた」と言う場合が多いのですが、技術商社と言う看板に恥じぬ様なご提案を通じて、お客様のご要望に最大限対応させて戴く事で、アルミ押し出し材の可能性を認識して戴ければと思っております。

アルミ押し出し材の加工でお困りの事があれば、先ずはご連絡下さい。
ベテランの技術営業担当が、メーカーに確認せずとも大枠の回答はさせて戴けますので、開発効率にも寄与すると思います。

皆様からのお問い合わせをお待ち申し上げております。

(お問い合わせ先) 
営業担当 : 坪谷・伊藤
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