社内作業
大変ご無沙汰しております。代表の伊藤です。
MSPは4月より創業20年に突入しました。
沢山の方々に支えられながら歩んでこれたことが最大の財産だと思っております。
誠にありがとうございます。
引き続きご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
創業20年を迎えるにあたり、昨年から力を注いで来たことが2つあります。
1,手を動かす商社
「社内制手工業」を掲げ、協力会社が苦手な部分を社内に取り込んで
工程の一部を担っております。
特別な設備が有る訳ではないので、組付け作業がメインとなります。
社内で簡易加工の短納期対応が出来る様に、ハンドプレスに穴あけ用の型を製作し
スムーズに対応しております。
この方向性で、簡易加工のできる態勢を整えて行こうと思ってます。
2,設計
お客様より使用条件のヒアリングを行い、最適な形状を検討し
品質とコストのバランスを考慮した加工方法を提案し
その加工方法で無理のない形状で設計を行っております。
どちらも、まだまだ一人前とは言えませんがお客様のニーズを満たせるレベルで対応できているとの自負は芽生えつつあります。
右から左にモノを動かすだけで、あと10年は生き残れるかもしれません。
しかし、そんな商社は必要ない時代がすぐそこに見えています。
商社機能は上手に使えばとても便利ですが、その上に簡易加工と設計の機能を持つ技術商社の方がもっと便利だと思います。
加工メーカーを目指すのではなく、多機能な商社を目指してこれからも精進して参りたいと思います。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。
代表取締役 伊藤昌良
2023年4月1日 10:00 AM | カテゴリー:ASSY加工, イリサート, 切削加工, 板金加工, 社内作業, 社内加工, 簡易加工, 設計
(代表取締役 伊藤昌良より)
2004年4月1日創業、同年11月1日に決算期を9月末と定め設立し、早いもので15期目を終えることが出来ました。
ノロマなMSPの歩みを支えて頂きましたすべての皆様に心より感謝申し上げます。
本日より、16期目がスタートします。
今まで以上に社員ともども、皆様のお役に立てるよう微力を尽くし精進してまいります。
MSPの存在価値はどこにあるのかを真剣に考えれば考えるほどに「設備にとらわれない方法で、加工技術を選択できる」事を背景にした提案型営業だと思います。
ローテクと呼ばれる汎用技術を上手に活用できる営業スタイルも、この数年でだいぶ深化して来たのではないかと思います。
提案の中に「ローテクを忍び込ませる」事で普通にコスト競争力の高い見積りが出せたりするので、より一層磨きを掛けて行くのは当然ですが、そのローテクを保有する協力会社との連携強化も大切な取り組みだと思います。
MSPの営業スタイルに見た目の格好良さは必要ありません。
営業だけでなく、手も汚し愚直にモノづくりの中でいい仕事をするために働く。
アルミ押し出し材の小ロット対応、櫛形ヒートシンク、切削加工(マシニングセンタ、旋盤)、表面処理、組み立て、ネジ、ゴム、樹脂、バネ・・・
幅広い加工法を組み合わせつつ、ASSY工程を社内に取り込んだり、最後のちょっとした仕上げ工程を担うことで複数社で加工した部品の品質合わせを行ったり。
本当に些細な事ですが、右から左だけでは生み出せない付加価値を追求していきます。
重ねてになりますが、本日を迎えられたことは全ての皆様に支えられて来たお陰であると思っております。
これまで賜りました御恩は、存続し続けることで少しずつお返しして行く所存ですので、今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
初心を忘れず、心新たに16期目スタートです!
2019年10月1日 8:30 AM | カテゴリー:ASSY加工, アルミ押出し材, ヒートシンク・放熱板, 代表のメッセージ, 会社情報, 切削加工, 外観仕上げ部品, 社内作業, 社内加工
年明け早々から、ヒートシンクに関するお問い合せを多数戴いております。
一例を申し上げますと、アルミ押し出しを利用した設計をされておりました。
断面幅が300mm近くあり、そのまま生産すると金型の投資費用が180万円近辺になると思われる形状です。
生涯ロットを確認させて頂きました所、500個程度だろうと言うお話でした。
このお話をベースで計算しますと金型償却費用で3600円/個となります。
一度金型を作ってしまうと設計変更も容易ではありません。
あらゆる前提条件を踏まえ、MSPからは標準の櫛形ヒートシンクと板金部品の組み立てで部品を作成する案を提示させて頂きました。
総コストはさほど開きがなく、初期投資の必要がなく、設計変更の自由度がアップするメリットがあります。
現在お客様にご検討頂いておりますが、好感触を得ております。
この様に、MSPではお客様が最終的に望まれる要件を加味しながら様々な提案をさせて戴いております。
ヒートシンクの調達でお困り事がありましたら、是非一度お問い合わせ下さい。
長年の知見を踏まえた上で、最適なご提案をさせて戴きます。
皆様からのお問わせをお待ち申し上げております。気軽にご連絡下さい。
(お問い合わせ先)
営業担当 : 坪谷・伊藤
HP http://mspjpn.com/
mail sales@mspjpn.com
電話 045-633-1056
2018年1月19日 11:40 AM | カテゴリー:ASSY加工, アルマイト, アルミ押出し材, ダイカスト, ヒートシンク・放熱板, 切削加工, 材料について, 熱伝導度, 熱伝導率, 社内作業, 表面処理
今回は、弊社の協力会社の稼働状況について書いてみたいと思います。
(2017年3月8日現在の情報です)
年度末を控え、現場がバタバタしている協力会社様が増えてきました。
<アルミ押し出し材>
各メーカーとも地金価格がNSPルールの改定で40円/kgアップとなる事を踏まえた駆け込み需要も重なり、非常に混雑しております。
例年、年度末の在庫調整などの影響で4月も混雑しており、今年はそれに拍車がかかっています。
押し出し材の2次加工を得意としておりますので、素材調達から二次加工に表面処理まで一貫してお任せ頂けます。
<ヒートシンク>
熱対策が必要な製品が多くなり、高性能ヒートシンクの需要は増えています。
櫛形ヒートシンクでは熱容量が足りないと言う話でお問い合わせ戴くケースが増えました。
出来るだけ標準品を活用し、追加工で安価にご提供出来るように心掛けております。
こちらは、素材の調達に手間取るケースも御座いますが、追加工なら余裕があります。
<マシニング系>
半導体関連装置の需要が立ち上がっている関係で、暇な協力会社さんは少ないです。
とは言えタイミングが合えば、年度内に納品可能なケースもございます。
昨日も、かなり無理筋な案件を無理を言って請けていただきました。
プレート加工に限らず、3次元加工に、アルミ押出し形材への二次加工も得意としております。
既存の協力会社様がパンパンで困った!と言う時には、是非ともお声がけ下さい。
<旋盤系>
旋盤系は近年廃業が多く、加工メーカーの母数自体が激減している状況で半導体関連の受注が旺盛なので忙しい協力会社様が多いです。
しかし、弊社の協力会社さまの中にはタイミングよく量産品の終焉が重なった事もありまだ若干余裕があります。
CNC複合旋盤だけでなく、ピーターマン方式のNC機に、汎用旋盤、ペンチレース機などあらゆる機種で対応可能です。
<プレス加工>
アルミ押出し材の二次加工に特化したプレス加工を手掛けている協力会社に、若干余裕があります。
アルミ押し出し材の加工は、初期段階のチップソーの高性能切断機を自社保有しているかがキーポイントなりますが、弊社の協力会社なら問題ありません。
<樹脂加工>
この分野も、全体で見れば半導体関連で忙しい協力会社様が多いです。
弊社の協力先では、設備増強に伴いまだ余裕があるとの情報があります。
<ネームペレート>
商品の品を高めるネームプレートの供給にも、近年力を入れております。
レーザー彫刻、エッチング、機械彫などご要望に応じた対応が可能です。
幾分余裕がございます。
<表面処理>
意匠性の高い表面処理も問題なく対応可能です。
染色アルマイトなら、常時26色の対応が可能です。
塗装も、高級オーディオのパネルを塗れる協力会社もございます。
多くの協力会社様に支えられながら、MSPでは年度末に向けた納品体制を作り出します。
加工部品の調達でお困りの事があれば、一度お電話下さい。
経験と実績を背景にし、皆様のお役に立つ自信があります。
ご連絡お待ちしております。
(お問い合わせ先)
営業担当 : 坪谷・伊藤
HP http://mspjpn.com/
mail sales@mspjpn.com
電話 045-633-1056
2017年3月9日 12:11 PM | カテゴリー:ASSY加工, アルミ地金(NSPルール), アルミ押出し材, オリジナル商品, ゴム製品, ショットブラスト, ダイカスト, デジタルモールド, バフ仕上げ, ヒートシンク・放熱板, 切削加工, 協力メーカー 技術紹介, 地金相場, 樹脂加工, 社内作業, 社内加工, 簡易加工, 表面処理
イリサート 挿入治具
本日は、アルミ材の加工品における タップ穴の「ネジ孔強化用埋込みナット」の話を書かせて戴きます。
「ネジ孔強化用埋込みナット」と言えば従来、一般的には断面図が菱形のステンレス鋼線をスプリング状にした「ヘリサート」等の名称の製品をお使いの方が多いと思います。
「ヘリサート」はスプリング鋼線を専用タップ溝に挿入しますが、鋼線の一部でも専用のタップ溝に入っていないと、ピッチ飛びが発生し、内径タップ穴が形成できません。
また挿入後工具引っかけ部であるタングを折る必要があり、その時スプリング自体を変形させる作業ミスが起こりやすく、挿入不良等トラブルの原因となっていました。
また、挿入には熟練を要する事がトラブル誘発原因となっていす。
そんな数種類の問題点を解決出来る代替え品としてMSPが推奨して居るのが、有限会社廣杉精機社製「イリサート」と呼ばれる製品です。
なぜ推奨しているかと言えば「信頼性」という点に尽きます。
この製品の特長は、内外形共にネジ構造なのでピッチ飛びの心配はありません。
タング折りによる作業ミスも発生しません。
挿入も熟練を要せず、極端に言えば小学生でも間違いのない作業が行えるほど簡単に挿入できます。
挿入用の下穴タップは、市販の一般的な工具で行えます。
一体構造の為、繰り返しネジの脱着を行ってもヘリサートの様にバネ伸びで使用出来なくなる事もなく、緩んではいけない場所ではネジの緩み止の塗布も可能です。
メーカーが作業手順をYouTubeで公開しておりますので、参考までに貼り付けておきます。
https://youtu.be/F5lzYNatfjY
また対応サイズも豊富にあるので、最適なサイズでネジ穴強化が可能です。
信頼性という点では、例えば、自動車部品(自動車。二輪車)、輸送機器(船舶・航空機、鉄道)、宇宙産業、印刷機械、事務機器、医療機器、通信機器、電気・電機・電子機器、繊維機械、映像機器(カメラ・三脚)、農業機械、楽器、遊具(ラジコン・ロボコン)などでの採用実績が有りますので、問題ありませんし、現にMSPで作業させて戴いた部品は一度の挿入ミスもなく、お客様でのご使用時にもなにも問題が起きておりません。
一つだけ問題なのは、専用の挿入治具が必要になることです。
MSPでは、 標準の挿入治具だけではなく、狭小深穴専用の挿入治具を特注しお客さまのニーズに合った対応を取らせて戴いております。
「ネジ孔強化用埋込みナット」の必要な部品をオーダーされる場合には、是非ともMSPまでご一報下さい。
社内で作業し、品質検査も含め万全の対応を取らせて戴きます。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
(お問い合わせ先)
営業担当 : 坪谷(ツボヤ)
HP http://mspjpn.com/
mail sales@mspjpn
電話 045-633-1056
FAX 045-633-1051
2016年1月18日 2:08 PM | カテゴリー:ASSY加工, アルミ押出し材, イリサート, ヒートシンク・放熱板, 切削加工, 協力メーカー 技術紹介, 樹脂加工, 社内作業, 社内加工, 簡易加工
アルミ押出し形材 バフ仕上げ
アルミ材部品で、外観を綺麗に仕上げたいと仰るのであれば当社内でピカピカに磨いてしまいます!
バフ処理を専門業者様に依頼してしまうと、切削加工後の横持ち運賃だけでも馬鹿になりません。
当社では、少量であれば社内作業で丁寧に手磨きさせて戴いております。
鏡面にまでは仕上げられませんが、顔が映り込む程度なら対応可能な研磨キットで対応します。
自社で作業する事によりレベル確認が出来ると言う利点もあり、量産移行後に処理メーカーへの的確な指示が可能となる為、お客様より許される事ならば対応しています。
綺麗に仕上げたアルミ部品を生地で使用する例は少なく、この後に化研アルマイトでより光沢を出す処理を行ったりします。
極稀にクリアラッカースプレーを吹いて欲しいと言うご要望もありますが、外観の保証をしないという前提でなら、その様なご要望にもお応えしております。
量産移行の場合には、取り扱いの丁寧な切削加工メーカー・バフ職人・ショットブラスト職人・意匠性アルマイトが得意なメーカー・意匠品が得意な塗装メーカーなど、多彩な協力会社をネットワーク化し、ワンストップにて最適な価格を実現してまいります。
右から左に動かすだけでなく、しっかりと自社の担うべきポジションで手を動かす事で、更なる技術知識の習得に努めて参りたいと思います。
アルミ押し出し材の試作品製作や、アルミへのバフ処理、クロムメッキ処理 などでお困りな場合には是非ともお声がけ下さい。
素材調達、切削加工から表面処理までMSPワンストップサプライシステム をご活用願います。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。
(お問い合わせ先)
放熱関係営業担当 : 坪谷(ツボヤ) ・伊藤
HP http://mspjpn.com/
mail sales@mspjpn
電話 045-633-1056
FAX 045-633-1051
2015年11月18日 8:30 AM | カテゴリー:アルミ押出し材, ショットブラスト, バフ仕上げ, 切削加工, 外観仕上げ部品, 社内作業