『アルミ地金(NSPルール)』アーカイブ | MSPブログ

アルミ地金の見通しについて

トランプ関税による不透明感漂う市況の中で、アルミ地金相場の推移もジワジワと影響を受けている様に感じます。
足元の円安傾向も相まって、足元の地金相場は上昇傾向です。

振り返りながら相場の方向性を推察したいと思います。

ここにたどり着かれる方は、答えが知りたいのだと思いますのでまずは結論からお伝えします。

  • 2025年7~9月期は460円/kgになっています。
  • 小生の予測では10~12月のNSP価格は現行+20円/kg程度の480円/kgではないかと推測します。
  • トランプ関税を含む世界情勢や資源価格の動向に左右されるため、価格変動には注意が必要です。
  • 専門家の中には、2025年以降も上昇傾向が続くと予想する声もあります。
  • 2026年に向けて、あまり下落傾向の要素がないため再び500円/kgの大台に手が掛かる可能性が高い。

アルミニウム地金の価格(NSP価格)は、2023年から2025年にかけて変動を繰り返しながら、全体的には上昇傾向です。

2023年7~9月期には390円/kgでしたが、2024年4~6月期には400円/kg、7~9月期には460円/kgと上昇し、2025年4~6月期には過去最高値の500円/kgに達しました。

価格推移の詳細

  • 2023年:
    • 1~3月: 410円/kg
    • 4~6月: 400円/kg
    • 7~9月: 390円/kg
    • 10~12月: 390円/kg
  • 2024年:
    • 1~3月: 410円/kg
    • 4~6月: 400円/kg
    • 7~9月: 460円/kg
    • 10~12月: 460円/kg
  • 2025年:
    • 1~3月: 470円/kg
    • 4~6月: 500円/kg
    • 7~9月: 460円/kg

価格変動の要因

  • 世界情勢や為替の影響
  • 資源価格の高騰
  • LME (London Metal Exchange)の地金価格の変動
  • 中国からのアルミ材輸出の懸念
  • 運賃や手数料の変動
  • 地域の需給状況

その他:

  • アルミ地金価格は、需要と供給のバランス、世界経済の状況、政治的な要因など、様々な要因によって変動します。

7~9月適用 アルミ地金NSP価格について

梅雨の足音も日に日に大きくなり始めた今日このごろ、2025年もあっという間に6月になってしましました。

6月といえば、アルミNSP価格の改定判断の月になります。

(一番下にNSPルールの基本計算方法を記載しておきます。)

世界的な景気減退もありアルミ地金のNSP価格価格が40円/kg低下し 7~9月の適用価格は460円/kgとなります。

 

アルミ地金の変動要素をAIを利用しまとめてみました。

 

==================
アルミ地金価格が変動する要因はいくつか考えられますが、主なものは以下の通りです。

  1. 世界経済の減速と需要の低下:

    • アルミは自動車、建設、包装、電気機器など幅広い産業で使われる汎用金属です。世界経済が減速すると、これらの産業での生産活動が鈍化し、アルミの需要が減少します。
    • 特に、経済大国である中国の景気動向は、世界のアルミ需要に大きな影響を与えます。中国の不動産市場の低迷や製造業の不振は、アルミ需要の減少に直結します。
  2. 供給過剰:

    • 需要が停滞または減少する一方で、生産能力が過剰になっている場合、供給が需要を上回り、価格が下落します。
    • 特に、中国や中東など主要な生産国で新規の製錬所が稼働したり、既存の製錬所が生産量を増やしたりすると、供給過剰になりやすいです。
    • ロシア・ウクライナ戦争などの地政学的な要因で、特定の地域からの供給が変化し、需給バランスに影響を与えることもあります。
  3. エネルギー価格の低下:

    • アルミの製錬には大量の電力を消費します。そのため、電力価格、特に天然ガスや石炭などのエネルギー価格が低下すると、アルミ製錬のコストが下がり、それが地金価格に反映されることがあります。
  4. 為替レートの変動:

    • 国際市場でのアルミ価格は米ドル建てで取引されることが多いため、ドル高が進むと、ドル以外の通貨を保有する国にとってアルミが相対的に割安になり、価格が下落する圧力となることがあります。
  5. 投機資金の流出:

    • アルミは商品市場で取引され、投機資金の対象にもなります。経済見通しが悪化したり、他の投資対象に魅力が移ったりすると、アルミ市場から投機資金が流出し、価格が下落することがあります。
  6. 在庫水準の増加:

    • ロンドン金属取引所(LME)などの主要な在庫量が積み上がると、供給過剰感が増し、価格を下げる要因となります。

これらの要因が単独で、あるいは複数組み合わさることで、アルミ地金価格は変動します。最近のアルミ価格の低下は、多くの場合、世界経済の減速懸念や中国経済の不調が複合的に影響していることが多いです。

===================

 

NSPルールとは

弊社では、地金相場の変動をNSPルール(New Standard Price Rule)という業界独自のルールを採用し、価格に反映させております。

1年を4分割し3ヶ月単位で地金相場の変動を実勢価格に反映させるという言うものです。

基準となる相場価格は、日本経済新聞に毎月第一月曜日に掲載される、月間平均相場が基準となります。

反映の方法は、月間相場を3ヶ月間平均を一桁を四捨五入し、エキストラで+10円します。

NSP適用期間相場適用期間
01~03月09~11月
04~06月12~02月
07~09月03~05月
10~12月06~08月

と言う区切り方になります。

これには、1ヶ月の告知期間を設けると言う意味で、相場適用期間が設定されています。

 

例> 2025年7月~9月のNSP価格なります。
*取引メーカーによって若干の違いがありますのでご注意下さい。

2025年 03月   492.8 円/kg
2025年 04月   427.7 円/kg
2025年 05月   439.3 円/kg

3ヶ月平均     453.2 円/kg

一の位を四捨五入   450円/kg
エキストラ       10円/kg

2025年7~9月適用価格  460円/kg

と言う風になります。

NSPルールの運用範囲内では、2025年7~9月末まで地金価格の変動はございません。

 

アルミ押出形材の設計注意点(AIまとめ)

AIの活用方法を模索する中で、アルミ押出形材に関する設計の注意点をまとめていただきました。
とても良くまとめられていて勉強になります。

アルミ押出形材の設計における注意点は多岐にわたります。以下に、主要な注意点をまとめました。

1. 形状設計

  • 肉厚:
    • 肉厚は均一にすることが望ましいです。肉厚差が大きいと、押出時の流動性が不均一になり、変形や割れの原因となります。
    • 最小肉厚は、アルミ合金の種類や押出機の能力によって異なります。
  • コーナーR:
    • コーナーには適切なR(丸み)を設けることで、応力集中を緩和し、割れや変形を防ぎます。
    • Rが小さいと、押出時に割れが発生しやすくなります。
  • リブ:
    • リブを設けることで、強度や剛性を向上させることができます。
    • リブの高さや間隔は、用途に応じて適切に設計する必要があります。
  • 中空形状:
    • 中空形状は、軽量化や放熱性の向上に有効です。
    • 中空形状の設計には、押出時の金型構造や流動性を考慮する必要があります。
  • 抜き勾配:
    • 抜き勾配を設けることで、金型からの離型性を向上させます。
    • 抜き勾配が小さいと、離型時に製品が変形したり、金型を損傷したりする可能性があります。
  • 表面仕上げ:
    • 表面粗さ、アルマイト処理、塗装など、必要な表面仕上げを考慮します。

2. 材料選定

  • アルミ合金の種類:
    • アルミ合金の種類によって、強度、耐食性、加工性などが異なります。
    • 用途に応じて、適切なアルミ合金を選定する必要があります。
  • 調質:
    • 調質によって、アルミ合金の強度や硬さを調整できます。
    • 必要な強度や硬さに応じて、適切な調質を選定する必要があります。

3. 製造性

  • 押出機の能力:
    • 押出機の能力によって、押出可能な形状や寸法が制限されます。
    • 設計する形状や寸法が、押出機の能力範囲内であることを確認する必要があります。
  • 金型設計:
    • 金型設計は、押出形材の品質に大きく影響します。
    • 金型の構造や材質、冷却方法などを適切に設計する必要があります。
  • 寸法公差:
    • 押出形材の寸法公差は、用途に応じて適切に設定する必要があります。
    • 寸法公差が厳しいほど、製造コストが高くなる傾向があります。

4. その他

  • 熱処理:
    • 熱処理によって、押出形材の強度や耐食性を向上させることができます。
    • 必要な強度や耐食性に応じて、適切な熱処理を選定する必要があります。
  • 接合方法:
    • 溶接、ボルト締め、接着など、押出形材の接合方法を考慮する必要があります。
    • 接合方法によって、押出形材の形状や寸法が制限される場合があります。
  • コスト:
    • 押出形材の設計は、コストに大きく影響します。
    • 設計の自由度とコストのバランスを考慮する必要があります。

これらの注意点を考慮することで、高品質で低コストなアルミ押出形材を設計することができます。

 

アルミ地金NSPルールについて(AIまとめ)

ルールの簡単な説明には使えますね。

価格の基準が、日本経済新聞の第1月曜日に掲載される相場を基にしていると言う記述があれば完璧ですね。

=====

アルミ地金NSP(New Standard Price)の相場は、以下の要因によって変動するため、常に最新の情報を確認することが重要です。

  • LME(ロンドン金属取引所)のアルミ価格:
    • LMEのアルミ価格は、世界のアルミ需給を反映し、NSPの基準となります。
  • 為替レート:
    • 円安になると、輸入アルミの価格が上昇し、NSPも上昇する傾向があります。
  • 国内のアルミ需給:
    • 国内のアルミ需要が増加すると、NSPも上昇する可能性があります。
  • その他:
    • 原油価格、エネルギーコスト、地政学的なリスクなども、NSPに影響を与える可能性があります。

直近のNSP相場に関する情報

  • 2024年7月~9月のNSPは、460円/kgとなっています。
  • 2024年10月~12月のNSP(予測)は、460円/kgとなっています。
  • 2025年1月~3月のNSP(予測)は、470円/kgとなっています。
  • 2025年4月~6月のNSP(予測)は、500円/kgとなっています。

NSPに関する情報源

  • アルミ関連企業のウェブサイト:
    • ◯◯◯◯株式会社
    • 株式会社エムエスパートナーズ
    • ◯◯◯◯◯◯株式会社

これらのウェブサイトでは、NSPの最新情報や相場推移などを確認することができます。

NSPとは

NSP(New Standard Price)とは、日本国内でアルミの地金相場をアルミ製品価格に反映させるためのルールです。LMEのアルミ価格や為替レートなどを参考に、3ヶ月ごとに価格が見直されます。

注意点

  • NSPはあくまでも目安であり、実際の取引価格は、個別の契約条件によって異なる場合があります。
  • 相場は常に変動するため、最新の情報を確認することが重要です。

 

アルミ地金の動向について

代表の伊藤です。

先日のニュースで、アルミ地金が高騰高止まりの傾向にあるというのを耳にしたので、私なりに調べてみました。
ネット情報のかき集めなので、内容に誤りがあるかも知れませんが皆さんに共有したいと思います。

アルミ地金の見通しは、次のようなものがありました。

  • 2024年度のアルミ二次地金と二次合金地金の需要は、前年度比2.8%増の157万8800トンと予測されている。半導体不足の解消による自動車メーカーの生産回復に伴い、自動車向けのダイカストと鋳物の需要が増加すると見込まれている。
  • 2024年7~9月積みの大口ひも付きアルミ地金の価格は、4~6月比キロ60円高の460円と見込まれている。直近では2022年7~9月の480円に次ぐ高値水準となる。
  • 2024年10~12月積みの大口ひも付きアルミ地金の価格は、7~9月期と横ばいのキロ460円と見込まれている。
  • オーストラリアDISERの予測では、アルミニウムの平均価格は2023年に2,300ドル、2024年に2,415ドル、2025年に2,500ドルに上昇すると見込まれている。

2024年と比較し3~4%の上昇が見込まれるという情報です。

為替との関係で、円建てでは更に上昇が顕著になるでしょう。

NSPルールでの価格も1~3月期は 470円/kg となっており上昇基調が続いています。 

難しい局面ではありますが、市況動向を注視しながら適切な情報をお客様にお伝えできるよう心がけて参ります。

  • RSS

  • カレンダー

    2026年1月
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031