『熱伝導度』アーカイブ | MSPブログ

3月4日は「サッシの日」

1月が行き!
2月が逃げ!
3月がやって参りました。

そして、3月4日は「サッシの日」:「サッ(3)シ(4)」の語呂合わせから、本日はYKK AP株式会社(旧 吉田工業)様が制定した「サッシの日」です。

ガラス窓枠として馴染み深いアルミサッシですが、その多くは「押し出し成形」という、金型からアルミをところてんのように押し出す工法で作られています。
日本の住宅の近代化を支えたアルミサッシは、軽量で耐食性に優れ、複雑な断面形状を「押し出し」で量産できることから爆発的に普及しました。

しかし、近年では以下の課題から進化を迫られています。

アルミは熱伝導率が高いため、近年では樹脂を組み合わせた「複合サッシ」や、アルミの間に断熱材を挟む「熱遮断サッシ」が主流となっています。

アルミの融点は約660℃と鉄に比べて低いため、2011年頃の防火基準見直しを経て、耐火性能の厳格化が求められより高度な設計が求められるようになりました。

サッシでは「熱を伝えてしまう」ことが弱点となります。
逆にその特性を最大限に活かしたのがアルミヒートシンクです。
押し出し成形は、表面積を広げるための細かな「フィン(ひだ)」形状を作るのに最も適した工法です。

CPUやLED、パワー半導体などの熱を逃がすヒートシンクは、まさにアルミ押し出し技術の有効活用の結晶と言えますが、その製造技術の基礎を支えていたのはアルミサッシの生産です。

いまでもアルミ押し出しは建材のような大規模な「量産」がメインです。

しかし、近年の産業機器や試作開発においては、「必要な分だけ」の小ロット対応へのニーズが高まっており、その様なお問い合わせによりMSPの活躍の場が増えています。

特注サイズに合わせた特殊なフィン形状の製作。
放熱性能と意匠性を備えた、基板ケースの製作。
LED関連の収納ケースとしてのアルミレールの製作。
小ロットや金型費を抑えた試作対応や、数十本〜数百本単位での生産の対応も行っております。


このように、アルミ窓枠として日本の住宅を支えてきたアルミ押し出し技術は、現在ではヒートシンクをはじめとする精密・電子機器分野において、MSPではより柔軟に「小ロット対応」のニーズにお応えできる体制を整えております。

アルミ押し出しの小ロット調達でお困りの際には、遠慮なくMSPまでご連絡下さい。

お客様のニーズに沿った対応ができるよう、メーカー様とも連携し対応させて頂きます。

お問い合わせをお待ちしております。

営業部 伊藤でした。

ヒートシンクはなぜアルミか?

長年ヒートシンクを扱っていて質問されるのは「熱伝導率なら銅がいいですよね?」といった疑問。

答えを最初に言ってしまうと「塑性加工が容易」で「比重が低い」ので「製品コストのバランスが良い」事に尽きます。

その理由を、以下の特徴から確認してみましょう。
※比重は代表的な合金で抜粋しました
※金額部分は、2026年1月末現在の価格をベースに丸めて掲載しています

(まとめ)
金属/ 熱伝導率(W/m・K)/ 比重/特徴
銀 /429 /10.49/最高の熱伝導率を持つが高価で実用向きではない
銅 /398 /8.96/高性能だが重く、価格も高い
アルミ /237 /2.7/軽くて安価、コスト・性能のバランスが最適
鉄 /80 /7.87/強度はあるが、熱を伝えるスピードは遅い
ステンレス /15/7.93 /耐久性はあるが、熱を伝えにくい

(個別の特徴)
銀(429 W/m・K): 熱伝導王ですが、コストの面で実用性に大きな制約があります。
貴金属としての価値が高く、産業用製品への大量採用は現実的ではありません。
(1kg当たり 約60万円)

銅(398 W/m・K): 優れた熱伝導性を持ち、電気伝導性も高いため電子機器で重宝されます。
しかし、アルミニウムの約3倍の密度と高い価格が制約となります。
特に大型の部品では重量とコストの両面で不利になります。
(1kg当たり 約2000円)

アルミニウム(237 W/m・K): 銀や銅に次ぐ熱伝導性を持ちながら、軽量さと比較的安価な価格が強みです。
この「性能・重量・コスト」のバランスの良さが、幅広い製品開発において選ばれる理由となっています。
(1kg当たり 約1000円)

鉄(80 W/m・K): 強度は高いものの、熱伝導率はアルミニウムの約1/3です。
熱を均一に分散させる用途には不向きですが、構造材としての価値は高いです。
(1kg当たり 約150円)

ステンレス(15 W/m・K): 耐食性に優れますが、熱伝導率は極めて低く、むしろ熱を遮断する性質があります。
食品業界ではこの特性が逆に活かされることもあります。
(1kg当たり 約1000円)


この比較から見えてくるのは、アルミニウムが「高すぎず、低すぎず、ちょうど良い熱伝導率」と「軽量さ」「コスト効率」を兼ね備えた、実用的な素材だということです。

アルミ押出し材で複雑な形状を成形し、表面積を稼いで放熱性能を高められるコトもアルミが選ばれる大きな理由となっています。

アルミヒートシンクに関する調達の際にご一報頂ければ、必ずお役に立てると自負しております。
ご連絡をお待ちしております。

ヒートシンク担当 
営業部 部長 坪谷

既存の調達網で「NO」と言われた経験はありませんか?

製造現場を支える調達部門の皆様、このような課題に直面していませんか?

  • 客先から急な特注オーダーが入ったが、既存の仕入先からは「最低ロット(数百kg〜)」に満たないと断られた。
  • 設計変更が必要だが、今の工場は「完成した図面がないと動けない」とスピード感に欠ける。
  • 試作や補完部品のために、10kg〜100kg程度の極小ロットを短納期で確保したい。

自社工場を持つメーカー様ほど、既存の供給網(サプライチェーン)が大規模向けに最適化されているため、こうした「隙間」の案件がボトルネックになりがちです。


「メーカー」と「商社」のいいとこ取り。
MSPが選ばれる3つの理由

MSPは、単にアルミ材を卸すだけの会社ではありません。
私たちは、大手メーカー様の調達部門が抱える「小回りの効かないリスク」を解消するため、あえて規模を抑制し無駄を排除することで機動型パートナーとして活動しております。

1. 「10kgからの極小ロット」を現実にするネットワーク

通常、アルミ押出は大ロットが基本ですが、当社は国内・海外の多様なラインを使い分け、10kg〜100kg単位のオーダーを日常的に受注し納品しています。
既存サプライヤーを補完する「セカンドソース(第2の供給源)」として、急な設計変更やスポット生産を支えます。

2. 設計図面の前段階から「伴走型」でサポート

「図面を引く時間がない」「アイデア段階で製造可否を確認したい」という場合こそ、当社の出番です。 アルミ押し出しの特性を知り尽くした技術営業担当が、断面形状の設計支援からコストダウン提案(部品の統合など)まで実施。貴社の設計・開発リソースの負荷を軽減します。

3. 加工・表面処理まで完結する「ワンストップ体制」

押出した後の切断、マシニング(穴あけ・削り)、アルマイト処理だけではない表面処理。
これらを別々の業者に手配する手間は、調達担当者の大きな負担です。
当社はこれら全工程を一括で引き受け、「あとは組み付けるだけ」の完成品状態で貴社工場へ納品します。


BCP(事業継続計画)の観点からも、新たな選択肢を。

一つの仕入先に依存することは、予期せぬ事態が起きた際の大きなリスクです。
MSPを調達先に加えることは、貴社の製造ラインに「柔軟性」と「強靭性」をもたらします。

「今の仕入先では間に合わない」「この数量では受けてもらえない」 そうした案件こそ、まずはMSPにご相談ください。

「できない」を「形にする」解決策を、即座にご提示します。

アルミ押出しの窓口

弊社が、検索を通じて「皆様」にお探し頂き、出会うためのキーワードを整理しました。

皆様がお困りで検索するであろう部分に特化します。


1. 「設計・開発担当者」の悩みを捉えるキーワード

設計者様は、図面を引く前の「これって形にできるの?」って思って調べますよね?

  • アルミ押出 断面設計 相談
  • アルミ押出 形状提案
  • アルミ化 軽量化 相談
  • アルミ押出 複雑形状 限界
  • アルミ押出 肉厚 1.0mm

2. 「どこも受けてくれない」ニーズにお応えしたい

  • アルミ押出 試作 1本から
  • アルミ押出 小ロット 10kg
  • アルミ押出 金型代 安く抑える
  • アルミ押出 短納期 試作
  • アルミ型材 特注 個人対応

3. 「ヒートシンク」でも小ロット対応します

  • ヒートシンク 特注 断面設計
  • アルミ 押出 フィン 高密度
  • パワー半導体 冷却 アルミフィン
  • 放熱板 アルミ 押出 試作
  • ヒートシンク 熱計算 相談

4. 「一括発注(ワンストップ)」ってみんな大好きですよね

  • アルミ押出 アルマイト 一括発注
  • アルミ押出 精密切削 セット
  • アルミ部材 組み立て 委託
  • アルミ押出 二次加工 神奈川

5. 他社で断られても諦めてほしくない

  • アルミ押出 廃番 再現
  • アルミ押出 昔の図面しかない
  • アルミ押出 精度不良 対策
  • 他社断られた アルミ 押出

アルミ押し出しに関するお困りごとがあれば、なんでも遠慮なくご相談下さい。

業界歴30年以上のベテランが対応させて頂きます。

相談だけでも構いません。

ご連絡お待ちしております。

エムエスパートナーズの強み(ヒートシンク・アルミ押出材領域)

エムエスパートナーズの強み(ヒートシンク・アルミ押出材領域)

(対応状況)

小ロット対応 ◎(試作1個~OK)

ヒートシンク実績 ◎(押出形状/切削/板金/仕上げ)

二次加工 ◎(マシニング/穴あけ/表面処理/組立)

技術サポート ◎(設計提案/コスト相談)

一括調達・納品 ◎(ワンストップ可)

納期対応力 ○~◎(内容に応じて調整)

 

 

1. 少ロット/多品種への柔軟対応

  • 1個からの試作にも対応可能。最小ロットや特殊形状の押出材・ヒートシンクにも対応。
  • 大手メーカーが敬遠しがちな「試作」「ニッチ形状」でも積極対応。

✔ 試作・開発用途に強く、研究機関や装置メーカーにも実績あり。


2. ワンストップ対応力(調達~加工~表面処理まで)

  • アルミ押出材の調達から、二次加工(切断、マシニング、タップ、アルマイト等)、納品まで一括対応
  • 加工業者との強固なネットワークにより、部品単位の完成品納品も可能

✔ 面倒な部品調達や工程管理をすべて任せられる「技術系専門商社型の一括請負体制」。


3. ヒートシンク・筐体製品における実績多数

  • 放熱器(ヒートシンク)に特化した押出形状や加工経験が豊富
  • LED、電源、EV関連など放熱が重要な製品群への対応力。

✔ ユーザーの要求に応じた断面設計支援やカスタム品提案も可能。


4. 短納期・フレキシブルな調整力

  • 中小ロットであれば調達・加工・納品までのスピード対応が可能。
  • 国内外の加工ネットワークを活かし、納期の調整や部材変更にも柔軟に対応

5. 技術提案型の営業力

  • 技術知識を持った営業担当が、仕様のすり合わせや設計相談にも対応
  • CAD図面からの逆提案や、既存品のコストダウン案などにも対応。

✔ 単なる「仕入・販売」ではなく、開発段階からのパートナーとして動けるのが大きな特長。

  • RSS

  • カレンダー

    2026年3月
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031