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地金相場

アルミ製品価格の値上げ情報

おはようございます。代表の伊藤です。 

早いもので、12月の声が聴こえる時期となってしまいました。

先般もご報告しておりましたが、アルミメーカー各社から地金の上昇分以外にも「RM(ロールマージン)」と呼ばれる加工費に相当するコストに対する値上げ方針が次々と発表されています。


当社が得ている情報では、以下の通りです。

2015年1月より適用
・アルミ地金NSP上昇分   30円/kg(未確定) 
・RM(ロールマージン)   40~60円/kg
・アルマイト処理費用    15~25円/kg
*値上げ幅はメーカーにより異なります。
*流通機構の違いにより、値上げ幅は大きく変化します。

ザックリ言ってしまうと「100円/kgの値上げ」になる可能性が大きいと言う事です。


アルミ地金は、国際相場での価格変動を定期的に反映させていこうというルールですので、従来通りの動きです。

 

しかし、RM(ロールマージン)やアルマイト費用の値上げは
「何故だ!」
「便乗値上げじゃないのか?」
などという 声も聞こえて来そうですが、小生なりに理解している範囲で説明させて戴きます。


皆さんにも判りやすい理由としては、円安による資源高騰で電気代、燃料代が高騰したと言う事です。

これと同じ様に、アルミは合金で使うことが殆どで、例に上げるならばA5052には、 Si、Fe、Cu、Mn、Mg、Cr、Zn、Ga、V、Ni、B、Zr、Ti などを合計で4%程度添加して合金にしています。

この添加物もアルミ地金同様に輸入しており、円安の影響で高騰しています。

その他、多種多様な経費も僅かながら上昇しており、製造原価を引き上げる要因となっています。

アルマイト費用に関しても同様の事がえいます。

アルミメーカー各社とも、強い意志を持って今回の値上げに当たる姿勢を示しております。

メーカーに言わせれば、言葉の綾ではありますが「値上げ」ではなく「値戻し」だという事なんですね。

 

弊社としては、出来る限りコスト上昇を抑えるべく、メーカーとの折衝に入っております。

但し、明らかに現在の市場価格と乖離する価格で供給させて戴いているお取引先様への価格改定は避けられないと思います。

利益が相反するお客様とメーカーの間に立ち、双方が納得して頂ける落とし所を作るのが弊社の役割なのだと思っております。

 

お読み戴いた皆様も、避けては通れない道だと思いますので、早めのアクションで各所との折衝を進められる事を強くお勧め致します。

 

取り急ぎ、ご報告まで。

非鉄金属地金相場の高騰について

アルミ地金を含む非鉄金属地金全般で、価格が高騰し始めた。
日銀の追加緩和政策が発表され、円安が加速している事も大きな要因となっている。
来年に向け、材料費の高騰を考慮した見積りを心掛ける必要があるだろう。
その中でも、アルミ地金はLMEの在庫が急激に減少しており、海外市況は上昇中。
参考> アルミニウム合金価格リアルタイムチャート(USD/tonne)

円安との悪い相乗効果で、国内相場も急激な上昇基調となっている。
今朝も、メーカー担当者より市況に関する情報に注意した方がいいとのアドバイスを頂いた。
皆さんも、暫く市況を注視して置くことをお薦め致します。

(日刊産業新聞より引用)
15年 非鉄金属、需給タイト化進む 英トライランド報告ロンドン金属取引所(LME)のリング会員である英トライランド・メタルズがこのほど発刊した四半期報告書によれば、2015年の非鉄金属は需給タイト化し、価格はおおむね前年を上回る見込みだ。
アルミと亜鉛のファンダメンタルズ(需給要因)はしっかり。ニッケル、鉛、錫も、来年には供給不足に陥る見通し。
http://www.japanmetal.com/news-h2014110753696.html

アルミ地金ジャパン・プレミアム

本日は、アルミ地金市況についてです。

最近、アルミ地金ジャパン・プレミアム(割増金)が、過去最高水準の249ドル/トン で一部決着したとの記事が掲載されていた。

ところで「ジャパン・プレミアム」って、日本向けにだけ余分に高く売りつけられている様に感じるのですが、その内容は以下の通り。

海外大手のアルミ地金メーカーから仕入れる際の、基本は「運賃」と「手数料」です。これを四半期ごとに改定するルールになっている。

手数料と言っている中には、各地域の需要状況を反映した需要と供給のバランスで増減する部分も含まれています。

アルミ地金の輸入価格は、LME(London Metal Exchange)の現物価格に、このプレミアム分が上乗せされて決められています。

当然、ドル価格での決済になるので為替相場も大きく国内相場には影響をおよぼします。
LMEの在庫量との兼ね合いで、需要と供給のバランスによって国際相場は形成されるのですが、最近ではちょっと別の要因が加わっているらしいです。

それが何かというと、LMEの在庫量は520万トンと過去最高水準まで積み上がっているのにもかかわらず、在庫の多くが金融取引に使われており、現物が市場に流通せず、加工最高の在庫水準にあるにもかかわらず供給のタイト感がある為に、ジャパン・プレミアムが過去最高水準で推移している背景にあるという。

実体経済ではなく金融取引に翻弄され、最終的に地金価格上昇の余波で被害を受けるのは、多くの中小企業。

実際にLMEの価格自体は1900ドル/トンと低水準にあるため、もっとアルミ地金価格は下がっても良いんですけどね。

※今回の話は、2013年6月中旬のデータを基に構成しております。

 

 

アルミ地金相場(NSPルール)

2013年も早いもので、6月も半ばですね。

為替相場の変動や、海外市況の変動によりアルミ地金にかぎらず 金属相場は動いています。

そんな中で、アルミ地金はといえば、日本経済新聞相場をみれば

1月 236.8円/kg

2月 249.2円/kg

3月 240.1円/kg

4月 243.0円/kg

5月 247.1円/kg

という状況でした。

これを踏まえ、7~9月のNSPルールでの価格は 4~6月期と同じ250円/kgとなります。

円安基調が続く状況ですので、更に上昇する傾向が続く ものと思われます。

見積り案件に対しては、材料上昇時のリスクヘッジが 出来る内容での回答を心掛けられた方が良いと思います。