MSPブログ

カテゴリー

月別アーカイブ

2025年6月
« 4月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

タグクラウド

MONOist Rainbow Spin (Seven prismatic colors) アルマイト アルミニウム地金高騰 アルミ地金 NSPルール アルミ地金ジャパン・プレミアム アルミ建材 アルミ押し出し材 アルミ押出し形材 インコネル コストダウン提案 コマ大戦土俵 Mobile mini BLACK or WHITE ショットブラスト シリコンゴム シリコーンゴム テクニカルショウヨコハマ2016 バフ研磨 ヒートシンク プレス加工 ホットチャンバー方式ダイカスト マグネシウム マグネシウム合金 ロストワックス 全日本製造業コマ大戦 切削加工 切削条件 営業活動 外観仕上げ 少ロット 少ロットアルミ押出し材 心技隊 押出材ヒートシンク 旋盤加工 染色アルマイト 熱伝導率 真鍮 硬質アルマイト 硬質クロムめっき 箱根駅伝 金属表面処理 鏡面ラッピング加工 開運だるまコマ まさる君 電解研磨 黄銅 LME(London Metal Exchange)

材料について

アルミ押出し材とは

お客様より新人教育を依頼され、特にアルミ押出し材について教えて欲しいとのご依頼を頂きました。

資料を作るに当たりベースとなる情報をAIで収集し、これを叩き台にブラッシュアップしていこうと思います。

私が新人の頃は「ところてんを筒に入れて後ろから押し出すだろ?アレだよ!」と教えられましたが、最近の若者にはこの表現では通じないでしょうね。

YouTubeで公開されている工場の動画なども折り込みながら、過去に対応させて頂いた難易度の高い形状を教材に設計のコツなどを織り込めれば良いかなと思っています。

 

AIで収集したプレーン情報をコピペしておきます。

こういった資料を作るには、AIってやっぱり便利ですよね。

========================


アルミ押し出し材とは、アルミニウム合金を加熱し、金型(ダイス)と呼ばれる特定の断面形状の穴が開いた型に通して、押し出すことで作られる棒状の材料のことです。ちょうど、ところてんを押し出すようなイメージです。

アルミ押し出し材の仕組み

  1. 地金の加熱: アルミニウム合金のインゴット(塊)を、約400~500℃に加熱します。
  2. 金型(ダイス): 目的の断面形状(例えば、L字型、H字型、中空のパイプ型、複雑な放熱フィン付き形状など)に加工された金型を用意します。
  3. 押し出し: 加熱されたアルミニウム合金を、強力な力でこの金型を通して押し出します。すると、金型の形状通りの長い棒状の材料が連続して出てきます。
  4. 冷却・引抜き・矯正: 押し出された材料は冷却され、必要に応じて引抜き(延伸)や矯正が行われます。
  5. 切断・熱処理: 所定の長さに切断され、強度や硬度を高めるための熱処理(時効処理など)が施されることもあります。

アルミ押し出し材の主な特徴と利点

  • 多様な断面形状: 金型を変えるだけで、非常に複雑で自由度の高い断面形状の製品を効率的に製造できます。これが、アルミ押し出し材の最大の特長と言えます。
  • 軽量性: アルミニウムは鉄の約1/3の軽さであり、軽量化が求められる製品に適しています。
  • 高強度: アルミニウム合金の種類や熱処理によって、高い強度を持たせることができます。
  • 加工性の良さ: 切断、穴あけ、溶接、曲げ加工などが比較的容易です。
  • リサイクル性: アルミニウムはリサイクル性が非常に高く、環境に優しい素材です。
  • 耐食性: 表面に自然に生成される酸化被膜により、優れた耐食性を持ちます。さらにアルマイト処理などの表面処理で耐食性や意匠性を高めることも可能です。
  • 熱伝導性: 熱伝導率が高いため、ヒートシンクなどの放熱部品にもよく利用されます。

主な用途

その多様な形状と優れた特性から、様々な分野で幅広く利用されています。

  • 建築材: サッシ、カーテンウォール、手すり、フレームなど
  • 輸送機器: 自動車部品(フレーム、バンパー)、鉄道車両、航空機部品、船舶部品など
  • 電気・電子機器: ヒートシンク、筐体、フレームなど
  • 産業機器: 装置のフレーム、機械部品、コンベア部品など
  • 家具・インテリア: テーブルの脚、棚、パーティションなど
  • その他: 太陽光パネルのフレーム、スポーツ用品、DIY材料など

このように、アルミ押し出し材は、私たちの身の回りの様々な製品に活用されている、非常に汎用性の高い材料です。

 

トランプ関税 アルミについて

アルミ関連業界で従事する一人として、トランプ関税の鉄鋼アルミニウム製品への関税を50%に引き上げた時の影響が知りたく、Gemini先生にレポートをまとめてもらいました。

この関税の影響で、国内メーカーが疲弊することにより末端に対しどのような影響が出るかまでは予測できません。

裏取りをしていないので、間違っている点もあるとは思いますが、大枠を理解するには十分かと思ったのでシェアします。

 

(一部抜粋)

2024年における日本の対米輸出総額は、財務省貿易統計によると21兆2,951億円

その中で、アルミニウムで分類された金額は245億円で、全体の0.1%、鉄鋼に関しては3026億円で1.4%。

自動車(28.3%)と自動車部品(5.8%)を含む自動車関連が、日本の対米輸出の3分の1以上を占めている

マクロで見れば影響は少ないが、ミクロの個別企業にとっては多大な影響が予測される

アルミニウム関税は、日本を狙った特定の圧力ではなく、一般的な政策適用として解釈される可能性が高い





引用開始


対米アルミニウム素材輸出量に関する分析報告書

エグゼクティブサマリー2024年暦年における日本の米国向けアルミニウムおよびその合金の輸出額は、245億円に達しました。

これは、日本の対米輸出総額のわずか0.1%を占めるに過ぎません 。

比較として、鉄鋼の対米輸出額は3,026億円であり、対米輸出総額の1.4%を占めています 。

米国側の統計によると、2024年の日本からのアルミニウム輸入額は約2億966万ドルでした 。

本調査で提供された資料からは、日本の米国向けアルミニウム「素材」に関する包括的かつ最新の「量」データ(トン単位など)は直接確認できませんでした。

一部の資料には、2020年のアルミニウムスクラップの輸出量に関する記述はありますが、これは今回の主要な調査対象であるアルミニウム素材の対米輸出量とは異なります 。

貿易政策の観点では、米国が課しているアルミニウム輸入に対するセクション232関税は、その税率の引き上げや適用除外措置の撤廃など、継続的に変化しています 。

しかし、日本の対米アルミニウム輸出規模が極めて小さいため、これらの関税が日本経済全体に与える直接的な影響は限定的であると考えられています 。

日米間の貿易関係において、アルミニウムは自動車産業など他の主要セクターと比較して、その重要性は低い位置づけにあります 。

 

1. はじめに:日本の対米アルミニウム輸出の現状本報告書は、日本の米国向けアルミニウム素材の輸出量に関するユーザーの問い合わせに対応し、その輸出額、関連する貿易政策、および広範な経済的影響について包括的な分析を提供することを目的としています。

利用可能な統計データを統合し、データ収集における課題を明確にしながら、日米間の貿易関係におけるアルミニウム貿易の重要性を考察します。

本分析は、主に2024年暦年の最新データに焦点を当て、必要に応じて過去の動向や政策展開も参照します。

アルミニウムは、航空宇宙、自動車、建設、包装など、多岐にわたる産業で利用される重要な金属です 。

その貿易動向は、世界の需給バランス、生産能力、そして関税などの国際貿易政策によって大きく左右されます。

 

2. 輸出動向の分析:金額と量

2.1. 輸出金額:2024年の詳細な数値2024年における日本の対米輸出総額は、財務省貿易統計によると21兆2,951億円に上りました 。

この数値は、日米間の強固な経済的結びつきを明確に示しています。

この総額の中で、アルミニウムおよびその合金の米国向け輸出額は245億円であり、対米輸出総額のわずか**0.1%**を占めるに過ぎません 。

この極めて低い割合は、この特定の貿易品目が、より広範な貿易交渉や紛争において、日本にとって直接的な経済的影響力が限定的であることを示唆しています。

例えば、仮に米国がアルミニウム貿易に関して何らかの措置を講じたとしても、日本の21兆円を超える対米輸出経済全体への影響は微々たるものとなるでしょう。

したがって、米国がアルミニウムに関する貿易措置を講じる場合、それは日本に特定の圧力をかけることを主目的とするのではなく、より広範な世界市場の動向や他の貿易相手国への対応として解釈される可能性が高いです。

比較として、2024年の鉄鋼の対米輸出額は3,026億円であり、日本の対米輸出総額の**1.4%**を占めていました 。

この鉄鋼とアルミニウムの輸出額の大きな差は、米国による関税措置が日本経済に与える影響の大きさが、品目によって大きく異なることを浮き彫りにしています。

鉄鋼はアルミニウムの約12倍の輸出額を持つため、鉄鋼に対する貿易政策措置(例えば関税)は、アルミニウムに対する措置と比較して、日本の輸出収益や関連産業により大きな影響を与える可能性が高いです。

このため、日本の貿易政策や業界団体によるロビー活動は、米国関税に関してアルミニウムよりも鉄鋼に重点を置くことが論理的であると考えられます。

米国側の輸入統計によると、2024年の日本からのアルミニウム輸入額は概ね2億966万ドルでした 。

この米国側の輸入統計と、日本側の輸出統計(245億円)は、異なる通貨と報告主体によるものですが、その規模は概ね一致しています。例えば、245億円を2024年の平均的な為替レート(例:1ドル150円)で換算すると約1億6,300万ドルとなり、米国側の2億966万ドルとは若干の差異がありますが、桁違いの乖離はありません。

この程度の差異は、FOB(本船渡し)とCIF(運賃・保険料込み)といった評価方法の違い、データ収集のタイミング、あるいは「アルミニウム」という大分類内の具体的な製品分類の違いによって生じることがあります。

両国の統計が同程度の貿易量を報告していることは、基礎となる貿易データの信頼性が高いことを示しています。これは、両国の統計機関が、異なる手法を用いてはいるものの、同じ経済活動を捉えていることを裏付けています。

表1:日本の対米輸出(2024年暦年)品目 輸出額(億円) 対米輸出総額に占める割合(%) 米国側輸入額(百万ドル)*アルミニウムおよび合金 245 0.1 209.66 鉄鋼 3,026 1.4 -輸出総額 212,951 100 -

*注:アルミニウムの米ドル換算値は、米国側の輸入データに基づいており、報告方法や為替変動により日本側の輸出データと若干異なる場合があります。

この表は、ユーザーの問い合わせの量的側面(金額)に直接対応し、アルミニウム輸出の具体的な数値データを提供しています。

さらに、対米輸出総額や鉄鋼輸出額との比較を通じて、アルミニウム輸出の相対的な規模を明確にし、その経済的重要性が限定的であることを直感的に理解できるようにしています。

異なる国の統計(日本円と米ドル)を併記することで、データの包括性と信頼性を高め、後の分析の基礎を築いています。

 

2.2. 輸出量データの入手状況

提供された資料には、米国商務省(U.S. Census Bureau)や日本の財務省からの情報が含まれていますが 、これらの資料からは、2024年における日本の米国向けアルミニウム「素材」の具体的な「量」データ(トン単位)は直接確認できませんでした。

一般に、このような特定の品目に関する詳細な貿易統計は、公開されているプレスリリースや概要報告書には含まれていないことが多いです 。

これは、一般向けの報告書が高レベルの概要を提供することを目的としているためです。

より詳細なデータは、通常、HSコード(Harmonized System Code)によって分類されており 、専門的なデータベース(例えば、UN Comtradeや、GlobalTradeAtlasのような有料サービス )を通じて、HSコード、国、測定単位でフィルタリングして検索する必要があります。

日本の財務省貿易統計のウェブサイトでは、月次や四半期ごとの詳細なデータがXMLやPDF形式で提供されていますが 、これらのファイルを個別に確認し、必要な情報を抽出するには専門的な知識と時間が必要です。

関連する量データとして、2020年には日本のアルミニウムスクラップ輸出量が過去最高を更新し、アルミ缶スクラップが98,220トン、その他のアルミニウムスクラップが213,624トンに達したことが報告されています 。

これは、アルミニウムに関する量データが日本でも追跡・報告されていることを示しています。

また、比較として、ブラジルから米国へのアルミニウム輸出量は2025年に約48,700トンで、総輸出量の約11%を占めたという情報もあります 。

これらの例は、量データが存在するものの、その詳細度や定義が異なることを示唆しています。

例えば、「アルミニウム素材」という用語は広範であり、未加工アルミニウム(HS 7601)、合金(HS 7604)、板・シート(HS 7606)など、複数のHSコード(第76類)にまたがる可能性があります 。

報告機関や報告書によって、これらの分類の集計方法が異なる場合や、特定のサブカテゴリーのみが量で報告される場合があります。

したがって、異なるデータセットを比較したり、そこから推論したりする際には、製品の定義、報告期間、測定単位の一貫性を確認することが極めて重要です。

この厳密な定義がなければ、「アルミニウム素材」全体に関する正確な結論を導き出すことは困難になります。

 

3. 米国貿易政策の影響:

セクション232関税2018年、米国は国家安全保障を理由に、輸入鉄鋼(25%)とアルミニウム(10%)に対してセクション232関税を課しました 。

これらの関税は、その後も調整や変更が加えられ、一部のケースでは税率が50%に倍増されることもありました 。

さらに、2025年2月10日には、セクション232の適用除外申請の処理が停止され、既に付与された除外措置も期限切れまたは量が尽きるまでしか有効でないことが発表されました 。

このような関税率の引き上げや適用除外措置の厳格化は、米国が国内産業の保護と育成に強くコミットしていることを示しています。

特に「世界のアルミニウム過剰生産能力の危機」への言及 は、米国がこれらの関税を、日本との二国間問題だけでなく、より広範な市場の歪みに対する対応策と見なしていることを示唆しています。

これは、日本の輸出企業にとって、米国からの保護主義的措置のリスクが継続的に存在し、輸出市場の多様化や米国貿易政策の継続的な監視が必要であることを意味します。

これらの関税にもかかわらず、日本の対米アルミニウム輸出規模が小さいことから、15%の追加関税が日本経済全体に与える影響は「限定的」であると評価されています 。

しかし、日本経済全体への影響が限定的であったとしても、特定の日本のアルミニウム製造業者や輸出業者にとっては、その事業モデルが米国市場に大きく依存している場合、関税が深刻な影響を与える可能性があります。

例えば、15%や50%といった関税は、たとえそれが国の輸出総額の小さな割合であっても、個々の企業にとっては利益率を著しく低下させたり、市場シェアを奪ったりする可能性があります。

これらの企業は、価格引き上げ、コスト吸収、あるいは米国市場からの撤退を余儀なくされるかもしれません。

したがって、貿易政策の影響を評価する際には、マクロ経済的な影響だけでなく、特定の産業や企業に対するミクロ経済的な影響も考慮する必要があります。

資料で述べられている「限定的な影響」という表現は、日本経済全体に関するものであり、特定の企業や地域への潜在的な大きな負の影響を否定するものではありません。

米国による金属貿易政策は、特に中国からの世界的な過剰生産能力という文脈で捉えられることが多いです 。

日本は米国の同盟国ではありますが、これらの関税は、米国の国家安全保障と国内産業に対する認識された脅威に対処するための広範な戦略の一部として位置づけられています。

 

4. 広範な経済的影響と展望

米国は日本にとって主要な輸出先であり、2024年の日本の対米輸出総額は21兆円を超えています 。

この中で、自動車(28.3%)と自動車部品(5.8%)を含む自動車関連セクターが、日本の対米輸出の3分の1以上を占めています 。

この事実は、日米間の貿易関係において、アルミニウム以外のセクターが戦略的に圧倒的に重要であることを明確に示しています。

自動車産業が日本の対米輸出において圧倒的な地位を占めていることを考慮すると、日本が米国との貿易交渉で優先する事項は、その自動車産業の保護と促進に大きく傾倒するでしょう。

アルミニウム輸出は、その規模が比較的小さいため、交渉における優先順位は低く、自動車関連の利益を確保するためのより大きなパッケージ取引の一部として扱われる可能性が高いです。

この力関係は、米国がアルミニウム関税に関して日本に対して持つ影響力が限定的であることを意味します。

したがって、米国によるアルミニウム関税は、日本を狙った特定の圧力ではなく、一般的な政策適用として解釈される可能性が高いです。

今後の展望としては、米国が国内産業のニーズや世界市場の状況に基づいて関税を調整する意向を示しているため 、アルミニウムを含むすべての金属輸入に対する関税リスク、または既存の関税制度の変更リスクは継続的に存在します。

また、中国や南米での生産能力拡大など、世界的な一次アルミニウムの需給動向が価格に与える影響も、関税とは別に、米国市場における日本のアルミニウムの競争力に影響を与え続けるでしょう 。

企業は、関税の影響を緩和するためにサプライチェーンを調整し、調達先や生産拠点のシフトを検討する可能性があります。

 

5. 結論と提言

2024年における日本の米国向けアルミニウム素材の輸出額は245億円(約2億966万ドル)であり、日本の対米輸出総額のわずか0.1%を占めるに過ぎません。

この特定の輸出に関する直接的かつ最新の量データは、一般公開されている報告書からは入手困難でした。

米国によるセクション232関税は、アルミニウム貿易に影響を与えるものの、輸出規模が小さいため、日本経済全体への影響は限定的であると評価されています。

これは、自動車産業など他の主要セクターと比較して、アルミニウムの戦略的貿易上の重要性が低いことを反映しています。

今後の戦略的計画のために、以下の提言がなされます。詳細なデータ取得の追求: 正確な量データを取得するためには、HSコード(アルミニウムは第76類)による詳細な検索が可能な専門的な貿易データベース(例:UN Comtrade、GlobalTradeAtlas )の活用が推奨されます。

日本の財務省や米国商務省に対し、特定のHSコードに基づく詳細なデータ提供を直接依頼することも有効な手段となり得ます。

これらの機関は、月次・四半期報告書をXMLやPDF形式で提供しています 。

米国貿易政策の継続的監視: 米国商務省が発表するセクション232関税に関する情報や、適用除外措置、国別取り決めに関する変更を継続的に監視することが重要です 。

米国貿易政策の動的な性質は、常に警戒を怠らない姿勢を求めています。

 

ミクロレベルの影響評価:

マクロ経済全体への影響が限定的であるとしても、米国市場に輸出する特定の日本のアルミニウム関連企業やサブセクターに対する関税の具体的な影響を深く掘り下げて理解することは、その事業運営と収益性にとって不可欠です。

 

市場の多様化と競争力強化:

日本のアルミニウム輸出企業は、米国以外の市場への多様化の機会を評価し、将来的な貿易障壁の影響を緩和するためにコスト競争力を高めることに注力すべきです。

 

グローバル市場の動向監視:

中国や南米における生産能力の拡大など、世界のアルミニウム需給動向を常に把握しておくことが重要です 。

これらの要因も、日本のアルミニウム輸出を取り巻く市場環境に大きな影響を与えるでしょう。

 

引用終了

アルミ押し出し材とCFRP異型パイプ

2022年もすでに2月を迎え、コロナ禍でも素材の高騰に対応すべく慌ただしく毎日の業務に追われています。

設計に関する依頼も安定的にご依頼頂け、技術商社としてものづくりを縁の下で支えられていると実感できる今日このごろです。



今日は、あるお客様より頂いたお問い合わせに関するお話です。

 


「アルミパイプで大型フレームを作成したいが強度面が問題になっており、強度改善の為に断面形状で解決できないか?」

 

と言うお話を、ホームページを通じて頂きました。

「アルミ押し出し材の小ロット対応」と言うキーワードがヒットしたようです。

 

詳しくお話を伺い検討を重ねたった結果、断面形状で強度をアップさせてもご要望の満足させられない事がわかりました。

 

そこで、コスト面に問題があることは前提として・・・

 

「CFRP(カーボン)製ではダメですか?」と提案してみました。

 

アルミ押し出し材で異型の素材を作成し、それを金型としてカーボンを巻いて強度をアップさせる方法があります。

様々なケースがあるので、一概にどれだけの効果が出るかは安易に答えられないのですが、重量を抑えながら確実に強度をあげられます。

 

複雑な形状には対応できませんが、強度面でお困りの場合には一つの解決策になる可能性があります。

 

参考までに

CFRPとは、「Carbon Fiber Reinforced Plastics」の略称で、「炭素繊維強化プラスチック」です。

樹脂を炭素繊維に染み込ませ強化することで、樹脂単体よりも高い強度や剛性を得ることが出来ます。

CFRPが多く利用されているのは
ロボットアーム、ETCゲートバー、搬送装置用ローラー、回転シャフト、釣り竿、航空宇宙部品
など様々な分野で利用されています。

 

アルミ押し出し材とCFRPの複合材を設計し利用するのは簡単な事ではありませんが、MSPではお客様の困ったを解決できる一つの提案になると考えております。

アルミ押し出し材を利用しているが、たわみ量が大きく困っているなど御座いましたらお気軽にご相談下さい。

お電話でも構いません、ご連絡お待ちしております。

 

============

担当 : 伊藤

電話 : 045-633-1056

Mail : sales@mspjpn.com

============

市場価格について

師走に入り、本格的に冬がやってくる時期となってまいりました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか、代表の伊藤です。

本日は、アルミ価格に関連するお話をさせて頂きます。

一時の暴騰に比べれば、足元のアルミ地金相場は多少落ち着いてきた感があります。

しかし、アルミ地金相場の変動に利用されている「NSPルール」では過去の相場を反映システムのため、来年の3月までは確実に高値で推移致します。

またアルミ合金に利用する添加金属も同様に高騰しており、アルミ価格を押し上げる要因の一つとなっております。

原油価格の高騰は原油由来の製品全般の梱包資材に至るまで、原価上昇圧力となっております。

メーカーからロールマージン(地金以外の価格要素)の値上げ圧力が高まっているのは、こう言う背景があるからです。

また金属加工業界でも、コロナ禍による中小零細企業の廃業を加速させました。

供給能力の低下と相まって、緊急事態宣言明けでの需要増加と、金属価格高騰による発注の前倒しなども重なり、一部の加工分野では設備稼働率が非常に高いレベルを保っております。

政府主導の賃金アップ要請も、更なる値上げ圧力となって市場価格に影響を与えることと思います。

仮に足元の地金価格が下がっても、以前の価格水準に戻ることは無いと思います。


銅地金についても同様の背景があるので、真鍮価格も暫くは高止まりのままと思われます。

参考までに、銅建値の推移は1月4日840円/Kgで始まり、12月6日1120円/kgと、280円/kgも値上がりしております。

アルマイト処理についても、電気代アップ、処理液の高騰で従来比20%コストアップは当たり前という流れです。

ネジについては、台湾メーカーからの共急減による在庫低下で、市場にモノが無いサイズも出始めております。

 

非常に難しい環境の中で、MSPは用途に見合った適切な形状や加工法と品質レベルをご提案させて頂くことにより、少しでもお客様のご負担が低減できないかと考えながら日々の業務に対応しております。

加工先にお困りの際には、アルミ押出し品に限らず、旋盤加工品、マシニング・フライス加工、板金加工様々な加工分野で優れた技術を持つ協力会社様と一緒に、皆様のお役に立てる連携を組んでおりますので是非一声おかけ下さい。

最近多いお問い合わせが「ボール盤やフライスでいい簡易加工をやってもらえる会社が無い」と言う内容です。

MSPには、そういった簡易加工に秀でた協力会社様とも連携しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせをお待ちしております。

参考までに、アルミ地金価格改定ルールの解説を貼り付けておきます。

NSPルールとは

弊社では、地金相場の変動をNSPルール(New Standard Price Rule)という独自のルールを採用し、価格に反映させております。

1年を4分割し3ヶ月単位で地金相場の変動を実勢価格に反映させるという言うものです。

基準となる相場価格は、日本経済新聞に毎月第一月曜日に掲載される、月間平均相場が基準となります。

反映の方法は、月間相場を3ヶ月間平均を一桁を四捨五入し、エキストラで+10円します。

NSP適用期間 相場適用期間
01~03月 09~11月
04~06月 12~02月
07~09月 03~05月
10~12月 06~08月

と言う区切り方になります。

これには、1ヶ月の告知期間を設けると言う意味で、相場適用期間が設定されています。


例> 2022年1月~3月のNSP価格なります。
*取引メーカーによって若干の違いがありますのでご注意下さい。


2021年 09月   377.0 円/kg

2021年 10月   404.5 円/kg

2021年 11月   373.2 円/kg

3ヶ月平均     384.9 円/kg

一の位を四捨五入   380円/kg
エキストラ       10円/kg

2022年1~3月適用価格  390円/kg

と言う風になります。

NSPルールの運用範囲内では、2022年1~3月末まで地金価格の変動はございません。

 

大型ヒートシンク 124CB244

今回は、あまりお目にかかることのない形状「124CB244」に加工を行いました。

1mで24.25kgもあるので、安全な輸送のための梱包など普段以上に気を使いました。

本来ならドヤ顔で加工品の写真をアップしたいのですが、それは許されるはずもなく・・・
断面だけなら問題ないので

 

124CB244 類似品

124CB244 類似品

 

 

 

 

 

 

 

 

弊社では、標準的な櫛形ヒートシンクの在庫を適宜保有しながら対応させていただいております。

フィン高さ 12、21、30、40

最近お引き合い頂きました例を上げますと
(ご理解頂きやすいように某メーカー様の呼称で表記します)


12BS196

12BS301

20BS146

30BS074

40BS165

 

この様な標準サイズを素に、お客様が設計された形状へと加工致します。

幅詰め、切り欠き、平面精度仕上げ、穴あけ、タップ、タップ強化、通電マスキング、アルマイト、塗装

ヒートシンクの加工を一通りお任せ戴ける体制をとっております。

 

小ロットから対応可能ですので、ヒートシンクでお困りの事があればご連絡下さい。

 

============

担当 : 坪谷

電話 : 045-633-1056

Mail : sales@mspjpn.com

============

 

 

講演レジュメの叩き台

 

 

以前行ったある講演レジュメの叩き台を公開・・・

 

 

 

 


「アルミ押出形材」ってなに?

業界の方でも知らない方が多いのですから、一般の方は、普通にそう思うでしょう。

しかし、日本人なら誰もが毎日のように目にしているんですよ!

多くの人が、手に触れている可能性が非常に高いんです。

そんな身近にあるのに、よく知られていない加工法が「アルミ押出形材」なんです。


みなさんの身近な製品「アルミサッシ」が、この工法で製作されているんですよ。

ビルの外壁や、電車の荷棚にも使われています。

大型トラック荷台のアオリにも使われています。

新幹線の構造材や、自動車のバンパーだったりカメラの三脚や、オフィスのパーテーションの枠だったり

本当に多種多様な場所に利用されています。

パソコンのCPUを冷却する為に使われるヒートシンクなんかもあります。

毎日のように触ってませんか?

周りを見渡して、探してみて下さい。

街なかでも必ず目に触れるものです。

 

アルミ押し出しは、アルミの成形性がいい特徴を活かした量産効果の高い素晴らしい工法です。

しかし、素晴らしい半面デメリットもあります。

大前提として、金型投資が必要になります。断面積の小さな形状で、最低でも25万円以上必要です。

業界の常識で言えば最低ロット300kgを求められます。

切削加工に比べれば精度が出にくい。

代表的なA6063と言う合金は、強度がさほどない。

などの欠点もありますが・・・

これを凌駕するレベルでのメリットが多数あるので、みなさんが気が付かないうちに手の取るくらい普及しています。


こんな素晴らしい工法を持っろ少ないロットで利用したいと言う声にお応えして対応しているのがMSPなんです。

押し出し設計未経験の方でも、希望の形状や使い勝手をご教示頂き、対応可能な形状をご提案する事も可能です。

・切削品をもっと低コストにしたい

・板金加工品を集約して効率化を図りたい

・デザイン的に押し出しでカバーを作りたい

様々なご要望を頂き、一つ一つご検討させて頂いております。

アルミ押し出し材でお困りの方は、お声掛け下さい。

個人様でも対応しています。

個人事業主の方が他では相手にされなかったと言ってMSPにご連絡いただくケースは多いんです。

法人でも個人でも、ものづくりをしている事に差はありません。

デザイナーやクリエイターの方が沢山いらっしゃいます。

素材だけではなく、二次加工やアルマイトに塗装、簡易的な組付けまで一括で対応致します。

正式図でなくても結構です。

製作可能な形状を一緒に作り上げましょう。

まずは、お気軽にお声掛け下さい。

<a href=”http://mspjpn.com/” target=”_blank”>株式会社エムエスパートナーズのホームページ http://mspjpn.com/</a>

ホームページをご覧いただき、問い合わせフォームからでも構いませんし、お電話でも構いません。

一緒に楽しいものづくりをしましょう。

ご連絡お待ちしております。

 

 

これをベースに、アルミ押し出し材未経験者へ30分間でアルミ押し出しの魅力を伝えました。

地道にこう言う活動もしながら、アルミ押し出し材を利用する方を増やして行ければなと思っています。

 

アルミヒートシンクならMSPへお問い合わせ下さい

 

年明け早々から、ヒートシンクに関するお問い合せを多数戴いております。
一例を申し上げますと、アルミ押し出しを利用した設計をされておりました。
断面幅が300mm近くあり、そのまま生産すると金型の投資費用が180万円近辺になると思われる形状です。
生涯ロットを確認させて頂きました所、500個程度だろうと言うお話でした。
このお話をベースで計算しますと金型償却費用で3600円/個となります。
一度金型を作ってしまうと設計変更も容易ではありません。
あらゆる前提条件を踏まえ、MSPからは標準の櫛形ヒートシンクと板金部品の組み立てで部品を作成する案を提示させて頂きました。
総コストはさほど開きがなく、初期投資の必要がなく、設計変更の自由度がアップするメリットがあります。
現在お客様にご検討頂いておりますが、好感触を得ております。
この様に、MSPではお客様が最終的に望まれる要件を加味しながら様々な提案をさせて戴いております。
ヒートシンクの調達でお困り事がありましたら、是非一度お問い合わせ下さい。
長年の知見を踏まえた上で、最適なご提案をさせて戴きます。


皆様からのお問わせをお待ち申し上げております。気軽にご連絡下さい。

 

 

(お問い合わせ先)
営業担当 : 坪谷・伊藤
HP http://mspjpn.com/
mail sales@mspjpn.com
電話 045-633-1056

 

 

加工部品専門技術商社

 

GWが明け、気持ちのよい陽気で身が引き締まりますね。

MSP代表の伊藤です。

弊社は「加工部品専門技術商社」として、2004年に創業しました。
現在、14年目に入っております。
ひとえに、関係各位皆様のご理解とご支援があってこそと、心より感謝申し上げます。

なぜ、創業年数の話をしたかと言いますと・・・

最近良く耳にするのは「技術的なサポートが出来る営業マンが減った」と言うお言葉です。

・図面も読めず

・材料のことも知らず

・加工の事も知らない

この三拍子が揃った営業マンが増えたと言う話です。

弊社にお問い合わせ戴くご新規様からも、この声はよく届きます。

 

このような声が多い中・・・

なぜ弊社が何も持たずに創業し14年にもわたり続けて来れたのか?

答えは簡単です!

弊社では常に現場とのコミュニケーションを大切にし、日頃から技術を学び続けているからに他なりません。

これには、現場作業員の理解も非常に大切になって来ます。

忙しい合間に、技術的な質問に対応するのは正直言って面倒でしょう。

そんな中でも丁寧に対応して戴ける協力会社があるからこそ、弊社が営業を続けてこれたのです。

 

GW中に、今後の展開を真剣に見つめ直してみました。

そして改めてたどり着いたのが「現場第一主義」です。

常に現場と向き合い、お客様が求める品質にマッチした作業環境を選択し、最適価格で提供する。

こんな当たり前のことを、これからも追求して行こうと思います。

 

決して協力会社に負担を強いる事なく、お客様の要求に見合った技術をマッチさせる事が大切だと思っています。

供給責任がありますので、一時の安さは提供しません。

継続的な安定供給体制を構築するのが、私共の最低限課せられた使命とも思っています。

 

この様な姿勢をご評価戴けているからこそ、弊社は存続できているのだと思います。

「継続して取引する価値のある技術商社」

「購買窓口を任せられる技術商社」

「困った時に相談できる技術商社」

そんな技術商社を目指し、今後も精進して参りたいと思います。

 

引き続き、ご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

 

調達でお困りの際には、是非お問い合わせ下さい。

重ねて、宜しくお願い申し上げます。

きっとお役に立つことが出来ると自負しています。

 

(問い合わせ先)

営業担当 : 坪谷 ・ 伊藤
HP http://mspjpn.com/
mail sales@mspjpn.com
電話 045-633-1056

ヒートシンクに表面処理は必要か?

ヒートシンクのお引き合いを戴く中で、性能に関するご相談もございます。

一例を上げれば

「ヒートシンクにアルマイト処理をすると性能は上がりますか?」

というご質問です。

 

アルマイト被膜の熱伝導率は、アルミニウムの1/3と言われておりますが、遠赤外線等の放射性が高いと言う特性を持っております。

この点にフォーカスしてみれば、処理をする事で性能が向上するとも言えるかもしれません。

もう一つは、アルマイト処理をする事により酸化皮膜を形成する多孔質層とアルミ母材の間には無数の窪みが発生します。

これが表面積増となって、性能に影響する事も考えられます。

使用環境によっては、経年劣化により表面に腐食が発生し狙った性能を維持できなくなる可能性もあります。

20年ほど前のヒートシンクメーカーは、ブラックアルマイト処理をすると性能が上がりますと喧伝していました。

しかし今は「表面処理をしてもしなくても大きな差はありません」と言う表現をしているメーカーもあります。

 

一概に性能に影響するだけの根拠はありませんが個人的な見解を言わせて戴きますと、比較的小型のヒートシンクなら加工コストにフォーカスして表面処理をお薦めしています。

 

アルマイト材は表面硬度が高くなる分、切断時のバリが発生しにくくなります。

これにより、バリ取り作業を無くせます。

 

加工での傷がつきにくくなり、工程間ハンドリングでも気の使い方が変わります。

加工スピードが上がるコストメリットは大きいです。


タップ加工抜け側のバリも出にくくなります。

 

梱包でも、無駄な緩衝材がなくとも輸送時の振動で発生する電蝕も防止できますし、保管時の腐食を心配する必要もありません。

梱包資材費のコストダウンと、梱包時間短縮、開梱作業の簡素化と廃棄物の低減。

 

こういう事の積み重ねが、加工費を引き下げる要因となり、製品トータルコストの引き下げにつながります。

 

と言う事で、性能は微妙にアップするかもしれませんが、それ以上にコストダウンという面で検討の余地があると確信しております。

 

以上の様に、MSPではお客様のニーズによって長年蓄積してきた経験を基にし、様々な提案をさせて戴いております。

 

ヒートシンクに限らず、加工品でお困りの際には遠慮なくお問い合わせ下さい。

 

私共の経験を踏まえ、適切な加工法を提案させて戴きます。

 

皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

 

 

(お問い合わせ先)
営業担当 : 坪谷・伊藤
HP http://mspjpn.com/
mail sales@mspjpn.com
電話 045-633-1056

次期アルミNSPルール価格

足元の価格と変動はありません。

2017年1月~3月のNSP価格なります。
*取引メーカーによって若干の違いがありますのでご注意下さい。

2016年 09月   210.9円/kg

2016年 10月   221.3円/kg

2016年 11月   239.2円/kg

3ヶ月平均     223.8円/kg

一の位を四捨五入   220円/kg
エキストラ       10円/kg

2017年1~3月適用価格  230円/kg

と言う風になります。

NSPルールの運用範囲内では、2017年3月末まで地金価格の変動はございません。