今回は、昨年10月に書かせていただいた案件の続きとなります。
アルミヒートシンクメーカーカタログ品を、お客様よりご支給いただき加工させて戴く案件で、実は素材支給リードタイムで重大な問題が発生したおりました。
それは、昨年10月の時点で在庫が不足していた材料がやっと入荷された事です。
かれこれ4ヶ月ほど経過してます。
ヒートシンクメーカーの方にも、様々な事情があったのだと思います。
しかし、これだけリードタイムが必要なケースが発生すると言う事実が存在します。
決まった形状のモノを継続して購入されておられる方は、メーカーに都度リードタイムを確認することをお薦めしております。
納期問題で苦労されないよう、この一手間がもしもの時にもきっと役立ちます。
確認したら「在庫の入荷待ちです!」のような回答でしたら、一度弊社までお問い合わせ下さい。
弊社では、標準品アルミヒートシンクに限らず、オリジナル形状を少ロットから対応させて戴きます。
・リードタイム
・今後の調達に対し不安要素がある
・ロット問題でオリジナル形状に二の足を踏んでいる
あらゆるアルミヒートシンクに対応させて戴く株式会社エムエスパートナーズでは、こんな皆様からのご相談をお待ちしております。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。
営業担当 坪谷
HP http://mspjpn.com/
電話 045-633-1056
FAX 045-633-1051
mail sales@mspjpn
2015年3月4日 6:51 PM | カテゴリー:アルミ押出し材, ヒートシンク・放熱板, 材料について
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テクニカルショウヨコハマ2015出展の模様
本年もテクニカルショウヨコハマの出展が無事終了しました。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
戴きましたご縁をお役に立てるチャンスと心得、営業活動に励ませていただきます。
今回の展示は、アルミ押出し材を中心に据え、ヒートシンク関係の部品を前面に押し出した展示とさせて戴きました。
切削加工品に関しては、優秀な多くの加工メーカーさんが居並ぶ事から、レッドオーシャンに飛び込む必要はないとの判断で展示からは外させて戴きました。
展示会場を見て回りましたが、アルミ押出し材に関する展示は見当たらず、自然にブルーオーシャン戦略となっていたようです。
「ヒートシンクの納期が掛かりすぎて困っている」と言う内容の声が複数に上がりました。
アルミ地金のコスト上昇に伴う値上がりに苦慮しているという声も同じように多くの方から戴きました。
また、アルミ押出し材にかんする質問では「ロットの壁」に関するお話を沢山頂きました。
弊社は少ロット対応をさせて戴く旨をご説明させて戴きました。
アルミ押し出し材の調達に苦慮されている方も多く、こちらの方でも沢山のご縁に恵まれた事に感謝します。
次に印象に残るワードは「樹脂の押し出し材」に関するご質問でした。
弊社でも対応出来る体制にはありますが、あまり得意でないことを正直に答えさせて戴きました。
切削加工部品に関しても多くの質問があり、弊社が介在するメリットをご説明しました。
皆さん、ベテランの職人さんがリタイヤされてしまい、発注先に苦慮している様です。
やはり展示会に出展する最大のメリットは、普段は会話することのない多くの方々と情報交換出来る事だと思います。
株式会社エムエスパートナーズは、今後も身の丈にあった形で展示会に出展して行けるようにしたいと思います。
展示会でお声掛け頂きました皆様、質問だけでも構いませんので遠慮なくご連絡戴ければと思いますので、宜しくお願い申し上げます。
代表取締役 伊藤昌良
(追伸)
展示とは関係ありませんが、 テクニカルショウヨコハマに来場した工業高校生に対して毎年行われる「ものづくり企業紹介フェア」に登壇させて戴きました。
総勢600人にものぼる未来の産業界を担う高校生に、少しでも何かのヒントを伝えられたのではないかと思います。
横浜市工業会連合会様、横浜市役所 中小企業振興部ものづくり支援課様、素晴らしい経験の場を作って戴き誠にありがとうございました。
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「ものづくり企業紹介フェア」
2015年2月6日 8:02 PM | カテゴリー:アルミ押出し材, デジタルモールド, ヒートシンク・放熱板, 代表のメッセージ, 展示会情報

アルミ押し出しヒートシンク
先日、社会人であれば誰もがご存知であろう企業様より
「アルミ押出し材ヒートシンク」と検索したところ、御社のページを拝見し連絡させていただきました。
とお問合せをいただきました。誠にありがとうございます。
お客様の方では、現在某国にて製造中で為替の問題はもちろん品質に多くの問題があるとのお話で、日本生産に切り替えた場合のご相談をいただきました。
すでに某国の仕入先よりコストアップ要請が届いており、問題となっている品質改善要求を行った場合には、さらにコストアップする可能性が高い等とお困りの内容をご教示いただきました。
・円安要素のコストアップ
・アルミ地金要素のコストアップ
・人件費高騰による作業工賃アップ
弊社の方から様々な角度でご提案させて戴き、今回のケースは日本国内でも同じレベルでの価格対応が可能と判断しました。
品質向上・調達経費の抑制を踏まえると、切り替えメリットは高く検討の価値は充分にあるとのお話を戴きました。
弊社は少ロットのアルミ押出し材はもちろん得意としておりますが、量産ロットでの対応も得意としています。
ご相談から承っておりますので、お問い合わせお待ちしております。
営業担当 坪谷
HP http://mspjpn.com/
電話 045-633-1056
FAX 045-633-1051
mail sales@mspjpn
2015年2月2日 3:03 PM | カテゴリー:アルミ押出し材, ヒートシンク・放熱板, 切削加工
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特殊挿入治具
写真は、社内で作業する際に使用する専用工具です。
※機能確認時に撮影したので
表面処理されておりません。
※一番の核となるノウハウ部分は
映らない様に撮影しております。
お客様の図面通りに製作するには、一般的な考えのままでは対応困難な部品が頻繁にあります。
大抵の場合は加工側の意向を汲み取り、設計変更の依頼をするのですが、どうしても譲れない場所が出て来ることも多いですね。
加工側の意向を汲み取る理由は、加工しやすい形に変える事が一番簡単なコストダウン方だからです。
機能上変更できない場所なら、どうにかして加工できる方法を考えます。
「その加工は出来ない」と言ってしまうのは簡単ですし楽ですが、どうすれば出来る様になるか知恵を絞る事が大切ですね。
過去の経験を紐解きながら、出来る様にするからこそMSPが介在する価値が出てくるんだと思います。
今回の治具も、社内のミーティングで出て来た案を具現化した物になります。
社内でアイディアを出し、メーカーさんに特注して作ったので結構なお値段でした。
しかし、治具費と作業工数のバランスを勘案し、一番トータルコストの低い方法を模索した結果です。
こんな簡単そうに見える治具ですが、これがあるお陰で作業スピードは飛躍的にアップし、結果的に作業工数の削減に伴いコスト抑制が出来ました。
切削加工部品メーカーに無理強いすれば、この治具は必要なかったかもしれません。
作る方に無理強いすると誰が得するの?
作る方に無理強いしやってもらって何のメリットあるの?
無理強いしないと仕事を戴けないMSPに価値はあるの?
誰かが苦しまなければ成立しないコストダウンなら、MSPの身の丈に合わない仕事だと割り切るようにしています。
時には苦ませてしまっている時もあるでしょう。。。
それでも理想は「誰も苦しまない、理由のあるコストダウン」を目指して営業してまいりますので、宜しくお願い致します。
代表取締役 伊藤 昌良
2015年1月26日 8:00 AM | カテゴリー:ASSY加工, ヒートシンク・放熱板, 代表のメッセージ, 切削加工
おはようございます。代表の伊藤です。
早いもので、12月の声が聴こえる時期となってしまいました。
先般もご報告しておりましたが、アルミメーカー各社から地金の上昇分以外にも「RM(ロールマージン)」と呼ばれる加工費に相当するコストに対する値上げ方針が次々と発表されています。
当社が得ている情報では、以下の通りです。
2015年1月より適用
・アルミ地金NSP上昇分 30円/kg(未確定)
・RM(ロールマージン) 40~60円/kg
・アルマイト処理費用 15~25円/kg
*値上げ幅はメーカーにより異なります。
*流通機構の違いにより、値上げ幅は大きく変化します。
ザックリ言ってしまうと「100円/kgの値上げ」になる可能性が大きいと言う事です。
アルミ地金は、国際相場での価格変動を定期的に反映させていこうというルールですので、従来通りの動きです。
しかし、RM(ロールマージン)やアルマイト費用の値上げは
「何故だ!」
「便乗値上げじゃないのか?」
などという 声も聞こえて来そうですが、小生なりに理解している範囲で説明させて戴きます。
皆さんにも判りやすい理由としては、円安による資源高騰で電気代、燃料代が高騰したと言う事です。
これと同じ様に、アルミは合金で使うことが殆どで、例に上げるならばA5052には、 Si、Fe、Cu、Mn、Mg、Cr、Zn、Ga、V、Ni、B、Zr、Ti などを合計で4%程度添加して合金にしています。
この添加物もアルミ地金同様に輸入しており、円安の影響で高騰しています。
その他、多種多様な経費も僅かながら上昇しており、製造原価を引き上げる要因となっています。
アルマイト費用に関しても同様の事がえいます。
アルミメーカー各社とも、強い意志を持って今回の値上げに当たる姿勢を示しております。
メーカーに言わせれば、言葉の綾ではありますが「値上げ」ではなく「値戻し」だという事なんですね。
弊社としては、出来る限りコスト上昇を抑えるべく、メーカーとの折衝に入っております。
但し、明らかに現在の市場価格と乖離する価格で供給させて戴いているお取引先様への価格改定は避けられないと思います。
利益が相反するお客様とメーカーの間に立ち、双方が納得して頂ける落とし所を作るのが弊社の役割なのだと思っております。
お読み戴いた皆様も、避けては通れない道だと思いますので、早めのアクションで各所との折衝を進められる事を強くお勧め致します。
取り急ぎ、ご報告まで。
2014年11月26日 9:25 AM | カテゴリー:地金相場, 材料について
皆さん、おはようございます。お疲れ様です。
11月に突入してしまいました。
3連休だったと言う事もあり、気持ちを新たにされている方も多いのではないでしょうか。
そんな中でも、今日は「最近多いお問合せ」の話をさせて戴きます。
この所大変多くのお問合せを戴いております中でも、ヒートシンクを始めとするアルミ押し出し形材の問い合わせが多いように感じております。
その中でも、金型納期に関する質問を戴くケースが多いです。
急いで立ち上げたいと言う切迫感が伝わって来ます。
一般的な回答としては、以下の様になります。
(質問)
アルミ押出材を手配した場合の納期はどのくらいですか?
(回答)
新規押し出しダイスを製作する場合、大きさや形状によりますが形状の図面承認が降りた後、一般的にはダイス金型設計製作テスト押し出し製作を含めて約4~6週間程度をベースとお考え下さい。
押し出しメーカーの受注状況により、大きく変わってきますのでその都度調整せていただきます。
とは言え、弊社にオーダーいただけるお客様は大体、短納期のお話が多いので、最大限に考慮した工程をお出ししています。
尚、金型を作成いただいた2回目以降のご注文の場合、納期は通常3週間前後ですが、納期についてもお客様のご要望にお答えできる様に、アルミ押出しメーカーと折衝致します。
と言う回答をさせて戴き、個別の状況を伺いながらメーカーとの折衝に入ります。
極力お客様のご要望にお応え出来るように、ヒアリングさせて戴きながら作図準備を進めます。
この段階で、スムーズに作図へと移行できるかがポイントです。
押出し不可の形状がある場合は、キーポイント以外は過去の実績に基づきMSP社内検討でほとんど回答を出していきます。
どうしても、メーカーの判断が必要な部分だけを残し、作図依頼します。
ここでのポイントは、作図に対するメーカーとのやり取りを極力減らすことが、納期短縮につながります。
そんな細かな部分でサポートできる体制になっているので、メーカー側からも手離れの良い商社と言う認識で対応戴けるので、結果的には納期に対する部分でも結果を出せているのでは無いかと感じています。
ちなみに、年内に素材を調達したい場合は、11月10日迄に作図を終わらせないと間に合わないと思われます。
先週までは、作図が混んでいて新規の案件で気を揉んだのはここだけの話です。
これは毎年の傾向ですが、アルミ押し出しと言うジャンルは下期型の業界である事と、年末に向けた駆け込み需要が重なり、現行品でも納期的な部分では苦慮することがあります。
年明けから部品を調達したければ今週が山だと思われますので、その辺もご留意戴ければとも思います。
!!!急ぎでアルミ押し出し材を調達したい方は!!! 取り急ぎお電話下さい。
ホームページを見たとお伝え戴けると、スムーズに対応できると思います。
電話 045-633-1056
担当 坪谷(つぼや) 又は 伊藤 迄
2014年11月4日 9:00 AM | カテゴリー:アルミ押出し材
皆様、お疲れ様です。代表の伊藤です。
早速ですが、先日ホームページ経由でお問合せを頂きましたご新規様と、加工法を考慮した形状での設計打ち合わせをさせて戴きました。
最大の課題は、機能性と加工性=コストをどうバランスを取るか?
垂直立ち上げになる事を考慮し、対応可能な工法への切り替えもお願いしました。
お客様がご存じない加工法や、想定していなかった工法をご提案させて頂きました。
最近、このような打ち合わせをさせて頂けるお話が増えて来ております。
品質を担保しながらコストを下げるには、設計段階から加工法を意識して、如何に加工工数を減らすかが大切になります。
MSPは技術商社というポジションを活かし、一つの加工法に拘ることなく様々な加工法の中からお客様が求めるQ・D・Cにマッチする工法をご提案し、最善の提案をさせて戴きます。
それは、試作段階から始まります。
量産は金型を作るが試作段階では費用削減の為に、切削加工のみならずワイヤーカットや放電加工を組み合わせた複合加工を取り入れたりします。
切削加工といえども、量産工場は試作加工が得意ではない場合もあります。
そんな時には、MSPを支えてくれる多くの協力会社の中より、その時に最善の試作加工メーカーに協力を仰ぎ、試作ノウハウを量産工程へフィードバック出来る体制を組みます。
量産移行後にもロットの変遷に応じた、協力会社の変更も可能です。
10個が得意な会社と、500個が得意な会社、1000個が得意な会社では、設備体制にもちろん違いがあり人員体制にも違いがあります。
人員・設備が違えば、コストベースが全く変わります。
その時々のシュチュエーションに応じ、お客様がご要求されるレベルの協力会社と連携を組み、時代の変化に則した体制で対応させて戴きます。
このように「MSPワンストップサプライシステム」は、部品単価だけのコストダウンではなく、お客様の調達に関わるコスト低減もお手伝いできるシステムとなっております。
想像してみてください。
あからさまには目に見えませんが、調達先を変更する時に発生するコストがどれだけ掛かるかを。
発注先を探す時間と、見積りを行うための打ち合わせ時間に、品質確認に関わるコストを。
最初に書かせて戴きました、今回打ち合わせをさせて戴きましたお客様は、そんな事まで想定していただきMSPを選んで頂きました。
ご注文戴いたご期待に沿えるよう、協力会社とともに試作段階から精一杯お手伝いさせて戴きます。ありがとうございます。
MSPで、下げる根拠の無い根性だけのコストダウンを繰り返してきた結果日本の製造業が疲弊するのを、目の当たりにしています。
製造業が疲弊し若い世代が流入しない業界になってしまったら、製造業はモノづくり大国日本はどうなるのでしょうか?
MSPは、発注のミスマッチを解消する事が我々の使命と位置付け、モノづくりの現場がイキイキと生産できる環境の復活に少しでもお役に立ちたいと常に願っております。
発注のミスマッチなどでお困りの場合には、お気軽にお声掛け下さい。
宜しくお願い申し上げます。
2014年10月16日 8:30 AM | カテゴリー:会社情報
アルミ押出しヒートシンクについて、このごろリードタイムの問題でお問い合わせを戴く機会が増えました。
ありがとうございます。
その背景を推察しますと、ヒートシンク専業メーカーと言えども、標準品とはいえ常に在庫をかかさずもっている訳では無いと言う事だと感じます。
あるお客様では、3ヶ月待ちで大変お困りだと言うことでお問い合わせ戴いたケースもございます。
各ヒートシンク専業メーカーでは、他メーカーとの類似品も多くあるのですがオリジナル品も多数ラインナップされています。
特に、オリジナルラインナップ品を選択される場合には、少しご注意が必要です。
在庫がない場合、メーカーの都合でしか製品調達が出来なくなることを想定した上で選択された方が良いと思います。
設計段階で、選択される型番で他社に類似品があるのかないのか確認しておくのもなにか問題が起きたときに役立ちます
また、オリジナル品でロットがまとまる場合には、自社で専用設計してしまう方がコスト競争力もアップする可能性があります。
無理をして既存品を選択するよりも、本来求める性能を追求する為に自社のオリジナル設計を選択することも、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
足元ではアルミ地金も上がり続けており、コストとリードタイムの改善も含め検討される事をお薦め致します。
「気にはなっていても、忙しくてそこまで手が回らない」と言う皆さん、MSPではそんな皆様のお役に立てるノウハウが御座います。
これをお読み戴いた機会に、小さなことでもお問い合わせいただければ対応させていだきますので宜しくお願いいたします。
営業担当 坪谷
電話 045-633-1056
メールは、右上の「お問合せより」 お送り下さい。
2014年10月2日 8:00 AM | カテゴリー:アルミ押出し材, ヒートシンク・放熱板
皆さん こんにちわ営業の伊藤です。
お陰様で、新年度に入りお問い合わせが増加傾向にあります。
ホームページ経由ばかりでなく、ご紹介や展示会等でお会いした方からのお問い合わせも増えて来ました。
そんな中で最近気になる分野の一つが、「LED照明用ヒートシンク」になります。
アルミ押し出し材を利用した照明用ケースを兼ねヒートシンクであったり、特殊照明用のオリジナル切削部品のお問い合わせも増加しております。
特にアルミ押出し材を利用した製品の中には特殊用途でお使いになられる部品も多く、設計上の制約を踏まえた上でコスト的なメリットを出せるご提案もさせて戴くケースが増えております。
基本的なご提案のスタンスとしては、表面積の確保と軽量化の両立になります。
しかし、ご入用のロットによっては、重量の制約がなければあえて軽量化の提案はせずに、押し出しメーカーの生産効率のよい形状を優先する場合もあります。
少ロットの場合、アルミ押し出しメーカーの生産効率が悪い形状ですと、極端に歩留まり率を単価に織り込んだり、少ロット対応を断って来るケースがあるからです。
こんな事を書くのは誤解を招くかもしれないのですが、多くのアルミ押し出しメーカーが少ロットに対応しないのは、受注した場合のリスクと売上の見合いが悪いからです。
単純に言えば「少ロットは儲からないからやりたくない」と言うのがメーカーの本音です。それは、 弊社のような商社にも言えることです。
それでは、なぜMSPが少ロット対応に積極的なのかといえば、以前にも書かせて戴いておりますが、アルミ押し出し材でなければ、実現できない設計がある事を理解しているからです。
設計上アルミ押出し材でなければならない理由が存在するのであれば、アルミ形材を必要として戴ける方にお届けするのがMSPが社会から必要として戴ける理由の一つになると考えているからです。
また、MSPと取引きのあるアルミ押し出しメーカーがなぜ少ロットに対応するかといえば、MSPは技術的な打合せの殆どをメーカーに問い合わせること無く完結し、お客様のニーズにお応えできる為、メーカーにとってはまったく手の掛からない営業体制を敷いている事が大きいと思います。
その上で、新しい分野でどの様なニーズがあるのかを同時に事情調査も行えるというメリットを感じているからだと思います。
LED照明機器に限らず、アルミ押し出し材を設計に織り込んで利用したいがロットの問題で断念している設計者の皆さん。
一度MSPにお問い合わせ下さい。
皆さんのお役に立てる様に、メーカーと交渉し少ロットでの調達を実現致します。
そして、素材調達だけでなく二次加工についてもお任せ下さい。
MSPは、素材調達から二次加工、表面処理までを一括でご提供できるサプライシステムを構築しております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
株式会社エムエスパートナーズ 担当 伊藤
メール sales@mspjpn.com
電話 045-633-1056
2014年4月21日 12:02 PM | カテゴリー:アルミ押出し材, ヒートシンク・放熱板
営業の坪谷です。
先日お問い合わせ戴きました事例を基に、理由あるコストダウンの一例をご報告させて戴きます。
その内容は「時間があれば」とうい案件でした。
櫛型形状のメーカー標準品アルミヒートシンクを長さ200mm切断し、4mmのタップをベース面裏側に5箇所加工する図面でした。
外形寸法は変更出来ないとの事でしたが、ご希望の規格サイズが無く、あるメーカーの標準ヒートシンクを外形加工し削って寸法出しすることになりました。
結果としては、外形寸法出しの加工費がかなり高くなってしまいました。
ヒートシンクを切ったり削ったりすると、エッジ部分が刃物のように鋭利になり作業者の手を切ってしまいます。
そのエッジを取り除く工程は必要で、当然後加工にて処理させて戴くのですがさらに加工費がアップします。
オリジナル形状の押し出し材でしたら、断面形状であれば角に小さくRがつけられるので工程削減につながります。
とは言え、今回の案件では時間がなく後加工で全てを対応させて戴きました。
お客様には、見積もり提出時にオリジナルで作った場合の見積もりも、要求はありませんでしたが同時に提案させていただきました。
オリジナルで作る場合「押出しダイス製作技術料」が必要です。
しかし今回の場合、初期費用を投下してもトータルで考えると切削加工費大幅に削減でき、トータルコストは新規でオリジナル形状を作る方が安くなる見積もりとなりました。
継続すればするほど価格差が出る事をご理解戴き、オリジナル型製作を早急に検討されるとの事でした。
MSPでは「理由のあるコストダウン」を是として提案させて戴きます。
品質を落とさずにものづくり出来る方法はないかを、協力会社とも協議しながら真剣に考えます。
そんなお話も下記、展示会にてできればと思います。皆様のご来場お待ちしております。
<展示会出展のお知らせ>
場所 : パシフィコ横浜
名称 : テクニカルショウヨコハマ2014
日時 : 2014年2月5(水)~7日(金) 10:00~17:00での開催
※出展ブースは、№「a-31」になります
2014年1月31日 5:17 PM | カテゴリー:アルミ押出し材, ヒートシンク・放熱板, 会社情報, 切削加工, 展示会情報
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