アルミヒートシンクの案件について
営業の坪谷です。
先日お問い合わせ戴きました事例を基に、理由あるコストダウンの一例をご報告させて戴きます。
その内容は「時間があれば」とうい案件でした。
櫛型形状のメーカー標準品アルミヒートシンクを長さ200mm切断し、4mmのタップをベース面裏側に5箇所加工する図面でした。
外形寸法は変更出来ないとの事でしたが、ご希望の規格サイズが無く、あるメーカーの標準ヒートシンクを外形加工し削って寸法出しすることになりました。
結果としては、外形寸法出しの加工費がかなり高くなってしまいました。
ヒートシンクを切ったり削ったりすると、エッジ部分が刃物のように鋭利になり作業者の手を切ってしまいます。
そのエッジを取り除く工程は必要で、当然後加工にて処理させて戴くのですがさらに加工費がアップします。
オリジナル形状の押し出し材でしたら、断面形状であれば角に小さくRがつけられるので工程削減につながります。
とは言え、今回の案件では時間がなく後加工で全てを対応させて戴きました。
お客様には、見積もり提出時にオリジナルで作った場合の見積もりも、要求はありませんでしたが同時に提案させていただきました。
オリジナルで作る場合「押出しダイス製作技術料」が必要です。
しかし今回の場合、初期費用を投下してもトータルで考えると切削加工費大幅に削減でき、トータルコストは新規でオリジナル形状を作る方が安くなる見積もりとなりました。
継続すればするほど価格差が出る事をご理解戴き、オリジナル型製作を早急に検討されるとの事でした。
MSPでは「理由のあるコストダウン」を是として提案させて戴きます。
品質を落とさずにものづくり出来る方法はないかを、協力会社とも協議しながら真剣に考えます。
そんなお話も下記、展示会にてできればと思います。皆様のご来場お待ちしております。
<展示会出展のお知らせ>
場所 : パシフィコ横浜
名称 : テクニカルショウヨコハマ2014
日時 : 2014年2月5(水)~7日(金) 10:00~17:00での開催
※出展ブースは、№「a-31」になります
2014年1月31日 5:17 PM | カテゴリー:アルミ押出し材, ヒートシンク・放熱板, 会社情報, 切削加工, 展示会情報