特殊挿入治具
写真は、社内で作業する際に
使用する専用工具です。
※機能確認時に撮影したので
表面処理されておりません。
※一番の核となるノウハウ部分は
映らない様に撮影しております。
お客様の図面通りに製作するには、一般的な考えのままでは対応困難な部品が頻繁にあります。
大抵の場合は加工側の意向を汲み取り、設計変更の依頼をするのですが、どうしても譲れない場所が出て来ることも多いですね。
加工側の意向を汲み取る理由は、加工しやすい形に変える事が一番簡単なコストダウン方だからです。
機能上変更できない場所なら、どうにかして加工できる方法を考えます。
「その加工は出来ない」と言ってしまうのは簡単ですし楽ですが、どうすれば出来る様になるか知恵を絞る事が大切ですね。
過去の経験を紐解きながら、出来る様にするからこそMSPが介在する価値が出てくるんだと思います。
今回の治具も、社内のミーティングで出て来た案を具現化した物になります。
社内でアイディアを出し、メーカーさんに特注して作ったので結構なお値段でした。
しかし、治具費と作業工数のバランスを勘案し、一番トータルコストの低い方法を模索した結果です。
こんな簡単そうに見える治具ですが、これがあるお陰で作業スピードは飛躍的にアップし、結果的に作業工数の削減に伴いコスト抑制が出来ました。
切削加工部品メーカーに無理強いすれば、この治具は必要なかったかもしれません。
作る方に無理強いすると誰が得するの?
作る方に無理強いしやってもらって何のメリットあるの?
無理強いしないと仕事を戴けないMSPに価値はあるの?
誰かが苦しまなければ成立しないコストダウンなら、MSPの身の丈に合わない仕事だと割り切るようにしています。
時には苦ませてしまっている時もあるでしょう。。。
それでも理想は「誰も苦しまない、理由のあるコストダウン」を目指して営業してまいりますので、宜しくお願い致します。
代表取締役 伊藤 昌良
代表の伊藤です。
最終日なので、一年を振り返って見たいと思います。
2014年は、消費税増税や急激な円安と、環境の変化に翻弄された一年でした。
また、創業10年という節目の年でもありました。
そういった背景で、新しいお取引先様と数多くのご縁を戴け、新たな方向性を見い出せたのでは無いかと感じております。
大手のお取引先様からの引き合いが多く、開発品でお声掛け戴ける事が多かったのも印象に残っています。
またデザイナー様からお問合せを戴き、プロジェクトマネージャー的な役割を担わせて戴いた事も大変勉強になったと思っております。
弊社の一押し商材である、アルミ押出し材を中心とした営業活動の中であっても、製品の付帯部品で切削品があったり樹脂部品があったり ゴム部品やネジも弊社にお引き合い戴け、MSPの調達システムを想像以上にお使い戴けたことにも感謝しております。
周囲からは「何屋だか判らない」と笑われる有り様ですが、それがMSPの強味であると自負しております。
アルミ押出し材の派生で、今年はアルミヒートシンクの受注にも注力して来ました。
社員の努力の甲斐あって、アルミヒートシンク・放熱板でも新しいお取り引き先が増えました。
アルミヒートシンクにつきましても、より充実させた体制を構築し、皆様のご要望にお応え出来るように致します。
この様な結果が出せましたのも、皆様のご理解とご協力があっての事と心から感謝申し上げます。
来たる2015年はまた新たな一歩を踏み出すべく「道」と言う幹事をキーワードに据え、業務に邁進して参りたいと思います。
一年間、本当にありがとうございました。
皆様にとって、残り少ない2014年が益々充実される事と、来たる2015年がより一層輝かしい一年となります様にご祈念申し上げます。
良いお年をお迎えください。
アルミ押出しヒートシンクについて、このごろリードタイムの問題でお問い合わせを戴く機会が増えました。
ありがとうございます。
その背景を推察しますと、ヒートシンク専業メーカーと言えども、標準品とはいえ常に在庫をかかさずもっている訳では無いと言う事だと感じます。
あるお客様では、3ヶ月待ちで大変お困りだと言うことでお問い合わせ戴いたケースもございます。
各ヒートシンク専業メーカーでは、他メーカーとの類似品も多くあるのですがオリジナル品も多数ラインナップされています。
特に、オリジナルラインナップ品を選択される場合には、少しご注意が必要です。
在庫がない場合、メーカーの都合でしか製品調達が出来なくなることを想定した上で選択された方が良いと思います。
設計段階で、選択される型番で他社に類似品があるのかないのか確認しておくのもなにか問題が起きたときに役立ちます
また、オリジナル品でロットがまとまる場合には、自社で専用設計してしまう方がコスト競争力もアップする可能性があります。
無理をして既存品を選択するよりも、本来求める性能を追求する為に自社のオリジナル設計を選択することも、選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
足元ではアルミ地金も上がり続けており、コストとリードタイムの改善も含め検討される事をお薦め致します。
「気にはなっていても、忙しくてそこまで手が回らない」と言う皆さん、MSPではそんな皆様のお役に立てるノウハウが御座います。
これをお読み戴いた機会に、小さなことでもお問い合わせいただければ対応させていだきますので宜しくお願いいたします。
営業担当 坪谷
電話 045-633-1056
メールは、右上の「お問合せより」 お送り下さい。
営業の坪谷です。
先日お問い合わせ戴きました事例を基に、理由あるコストダウンの一例をご報告させて戴きます。
その内容は「時間があれば」とうい案件でした。
櫛型形状のメーカー標準品アルミヒートシンクを長さ200mm切断し、4mmのタップをベース面裏側に5箇所加工する図面でした。
外形寸法は変更出来ないとの事でしたが、ご希望の規格サイズが無く、あるメーカーの標準ヒートシンクを外形加工し削って寸法出しすることになりました。
結果としては、外形寸法出しの加工費がかなり高くなってしまいました。
ヒートシンクを切ったり削ったりすると、エッジ部分が刃物のように鋭利になり作業者の手を切ってしまいます。
そのエッジを取り除く工程は必要で、当然後加工にて処理させて戴くのですがさらに加工費がアップします。
オリジナル形状の押し出し材でしたら、断面形状であれば角に小さくRがつけられるので工程削減につながります。
とは言え、今回の案件では時間がなく後加工で全てを対応させて戴きました。
お客様には、見積もり提出時にオリジナルで作った場合の見積もりも、要求はありませんでしたが同時に提案させていただきました。
オリジナルで作る場合「押出しダイス製作技術料」が必要です。
しかし今回の場合、初期費用を投下してもトータルで考えると切削加工費大幅に削減でき、トータルコストは新規でオリジナル形状を作る方が安くなる見積もりとなりました。
継続すればするほど価格差が出る事をご理解戴き、オリジナル型製作を早急に検討されるとの事でした。
MSPでは「理由のあるコストダウン」を是として提案させて戴きます。
品質を落とさずにものづくり出来る方法はないかを、協力会社とも協議しながら真剣に考えます。
そんなお話も下記、展示会にてできればと思います。皆様のご来場お待ちしております。
<展示会出展のお知らせ>
場所 : パシフィコ横浜
名称 : テクニカルショウヨコハマ2014
日時 : 2014年2月5(水)~7日(金) 10:00~17:00での開催
※出展ブースは、№「a-31」になります
2013年9月10日 日本テレビ スッキリ!!
スッキリ!! TIMES のコーナーで、MSPオリジナル商品「Rainbowspin」を取上げて戴きました。
放送直後から、ネットショップへのアクセスが増えております。
今回は、コマ大戦仲間のお陰でこの様な事となり感謝しております。
MSPのオリジナルコマを販売して戴いている 「全日本製造業コマ大戦公式WEBショップ」は
こちらです。 株式会社エムエスパートナーズのページ
Rainbowspinは、光造形による樹脂部品、専用電子基板を作成しLEDライトを組み込み専用の遠心力スイッチを開発し、本体部分はアルミニウムを旋盤加工で仕上げ、最終的にアッセンブリを社内で行っております。
電子基板を用いた、金属部品や樹脂部品とのアッセンブリ商品の開発をお考えの方は、ぜひ一度お声掛け戴ければと思います。
株式会社エムエスパートナーズは単純な部品のみならず、より製品に近い状態での開発部品をお客様と一緒に作り上げていきたいと思っております。
ご用命の際には、お気軽にご連絡下さい。