ホットチャンバー方式ダイカスト
MSPでは、比較的小さなサイズの超量産用部品に、ホットチャンバー方式ダイカストでの生産検討もお薦めしております。
一例を上げると、放熱性能が必要な部品の場合、コールドチャンバー方式ではなく、ホットチャンバー方式は、ADC12に比べ熱伝導率の高い合金を選択することが出来ます。
また、製品精度が高い成形が可能なので、追加工の必要がない設計であれば様々な切り口でのコストダウンが可能です。
もう一つの利点としては、型寿命が長い為に償却費用低下によるランニングコストの削減にも寄与します。
型更新の際には、ロット低減も含め一度ご検討戴ければと思います。
新規での型製作の場合、ADC12,AZ91D,ZDC-2と言う3種類での試作も可能です。(量産の場合は、1型1合金のみとなります)
<ホットチャンバー方式の特徴>
ホットチャンバー方式は、溶解炉と鋳造機が一体になっており、溶湯を効率よく金型へ圧入できます。
・小型製品の鋳造に向いている。
・コールドチャンバーと比較して、鋳造サイクルが短い。
・溶湯温度が安定している。
・低圧力の為、金型に負担が少ない。
・大型製品の鋳造には向いていない。
・対応金属、アルミニウム(ADC12)、マグネシウム(AZ91D)、亜鉛(ZDC-2)