アルミ押出し材
MSPは、オリジナルで開発した専用機を用いて簡易的な社内加工も行っております。
(専用機は、ノウハウ満載なので写真にモザイクを掛けております)

お客様のご要求に応じて、専用の検査装置を開発し15,000個/日の選別を行える装置を開発し社内で作業した実績もございます。(月間30万個で対応)
また、年間4000セット受注させて戴いている部品点数が14点の組み立て、最終パッケージまでお任せ戴き社内で作業させて戴いている商品もございます。
なぜ商社がこの様な事を行うかと言いますと、最適なコストを追求し受注にこだわった結果です。
社内作業費用をどう考えるかにはよりますが、専門メーカー様に依頼するとコストが合わない引合いでも、社内で行えば損益分岐ギリギリなら トータルコストの中で考えることが出来ます。
社内に取り込む事で、協力メーカーへ仕事を依頼できる様にする事も、大切なMSPの役割だと思っております。
その考え方がベースとなり、MSPオリジナル商品も手掛けることが出来ております。
どんな事にでも対応出来るわけではありませんし、加工メーカーに協力を戴きながらではありますが、右から左に流すだけの流通業ではない、役割を担える加工部品専門技術商社を目指しております。
2013年9月13日 10:48 AM | カテゴリー:ASSY加工, アルミ押出し材, オリジナル商品, ゴム製品, 切削加工, 外観仕上げ部品, 表面処理
最近多いお問い合わせの中に、ヒートシンクを始め放熱性能を必要と
する部品があります。
一概にアルミといってもさまざまな材質があって、それぞれで
熱伝導率が異なります。
という事で、材質ごとの熱伝導率をまとめて見ます。
(単位:W/m/k)
◯=アルミ板からの切削
◆=アルミ押出し材
▲=アルミダイキャスト材
◎=参考値
◯ A5052 138
◯ A6061 155~184
◆ A1050 225
◆ A6063 209
▲ ADC12 92
▲ DMS1 210
▲ DMS3 150
▲ DMS5 150
▲ HT-1 175
◎ 金 310 *参考
◎ 銀 420 *参考
◎ 銅 401 *参考
◎ 真鍮 110 *参考
◎ 鉄 50 *参考
以上の様に、実用的な材料で行くと銅を利用する事が熱伝導率の
面で考えれば良いのですが、軽量化や材料費や加工費に起因する
コストの問題がある為に、一般的には放熱版と言えばアルミを利用
するケースが多いです。
しかし、アルミの中でも大量生産となるとADC12のダイキャストを
選ばれることも多いのですが、MSPでは放熱性能が必要との指示が
ある場合、適切な材質をご提案し小型軽量化のお手伝いもさせて
戴いております。
また、ダイキャストという部分で言えば、イニシャルコストの削減も
大切なコストダウンと理解しておりますので、ホットチャンバー方式の
ダイキャスト品を提案します。
ホットチャンバー方式は、型の締結圧力が低く、金型寿命が
コールドチャンバー方式よりも3倍程度長い為金型償却の観点で
有利になる点と、寸法精度が出やすい為に、後加工費の削減も
行える利点がります。
形状にもよりますが、年間5000個程度あればメリットがあると思います。
本日は、ダイキャストの件をメインにご説明させて頂きましたが
アルミ押出し材櫛型ヒートシンクや、大型の切削ヒートシンクについても
放熱板一筋20年間のベテラン営業マンが対応致します。
放熱関係の部品で、コストダウンでお困りの際には、気軽に問い
合わせ下さい。
電話 045-633-1056
FAX 045-633-1051
mail sales<@>mspjpn.com
※お手数ですが、メールの際には@前後の<>を消して送信下さい。
2013年7月12日 8:30 AM | カテゴリー:アルミ押出し材, ダイカスト, 加工豆知識, 協力メーカー 技術紹介, 材料について
最近、アルミ押出し材のお引き合いが増えています。
お問い合わせ戴いております皆様、誠にありがとうございます。
お引き合い戴いている、ご利用分野は
LED照明用 アルミ押し出し形材 封孔アルマイト
高級オーディオパネル用 アルミ押出形材 ヘアライン処理+化研アルマイト+シルク印刷
産業機械用 アルミ押出材 硬質アルマイト40μアップ
放熱ヒートシンク用 アルミ押出形材 ブラックアルマイト
マリンスポーツ用 アルミ押出し材 加工後 封孔アルマイト
住宅設備用 アルミ押し出し型材 アルマイトクリア
アミューズメント施設用 アルミ押出し材 シルバーアルマイト封孔処理
多様な分野よりお引き合いを戴いております。
アルミ押し出しメーカーと綿密な打ち合わせを行いながら、一点一点丁寧にお見積り回答をさせて戴いております。
素材のみならず、加工まで弊社にお任せ戴くケースの方が多く、弊社本来のパフォーマンスを発揮出来ております。
少ロットから、量産まで、切削加工にプレス加工、曲げに表面処理、さまざまな加工法を熟知している営業マンが、本当の意味でコストダウン出来る方法を、お客様と共に検討して参ります。
最近はコスト重視の要望も多く、アジアのメーカーとも連携を組みながら、アルミニウム形材に対するさまざまなご要望にお応えできる体制を構築しております。
まずは、お問い合わせ下さい。
TEL: 045-633-1056
FAX: 045-633-1051
2013年6月17日 8:45 AM | カテゴリー:アルミ押出し材, 切削加工

アルミ櫛型 ヒートシンク
先日、アルミ押出し材を活用したヒートシンク(放熱板)のお引き合いを戴きました。
幅広なアルミ押出し形材の素材を少量で調達し、ヒートシンク(放熱板)の加工が得意な協力会社に加工を委託します。
少量で素材を調達できるルートも確立しております。
ヒートシンク専業メーカーから調達されていて、何か不都合な点がある場合には一度お問い合わせ戴ければと思います。
もちろん、小ロット生産にも喜んで対応させて戴きます。
試作から量産まで、アルミ押出形材を利用したヒートシンク(放熱板)の調達はMSPにお任せ下さい。
2013年4月13日 9:00 AM | カテゴリー:アルミ押出し材, 切削加工
最近お引き合い戴いている、量産案件の一部です。
・LDE照明用放熱フレーム
設計段階よりお手伝いさせて戴きました。 マシニングセンタによる後加工と、表面処理まで担当させて戴いております。
・基盤用放熱プレート
設計段階よりお手伝いさせて戴き、量産検証用切削試作を経て、量産立ち上げ期間のつなぎ生産分を切削加工で対応し、量産品はマシニングセンタによる後加工までお任せ戴いております。
・地球温暖化抑制商品
詳細は申し上げられませんが、構想段階から強度計算等のお手伝いをさせて戴いております。
・空圧部品
旋盤加工とマシニングセンタの複合加工が必要で、クロス穴のバリ取りのノウハウが必要な案件。 コストダウンを御希望されていたので、当方より提案させて戴き14%のコストダウン達成。
・建材部品
開発商品で、設計段階よりお手伝いさせて戴き、量産化。 グッドデザインにノミネートされた商品で、マシニングセンタによる加工難易度も高い部品です。
・made in Japan
中国で量産しているが、高級品を国内生産で作りたいと言うご要望。 外観品質が厳しい上に、コスト要求も厳しい案件でしたがどうにかクリア。 皆様の目に触れる可能性の高い商品に採用いただいております。
・輸送機部品
開発商品で、設計段階よりお手伝いさせて戴き、量産化。 Co2削減に寄与する部品として、地球環境にやさしいモノづくりのお手伝いもさせて頂いております。
・マグネシウム加工部品
設計段階よりお手伝いさせて戴き、量産検証用切削試作を経て量産立ち上げ前段階まで進展、量産品はマシニングセンタによる後加工までお任せ戴いております。 これ以外にも、研究開発段階でロットの壁でお困りの研究機関などからの引き合いも多く頂いております。 設計開発から素材調達、追加加工、表面処理、仮組み付けまで一貫したサプライ体制で、皆様のお役にたてる様努力しております。
2013年1月29日 8:00 AM | カテゴリー:アルミ押出し材, マグネシウム合金, 切削加工, 真鍮(黄銅), 表面処理, 難削材について
海外メーカーの日本法人の方々へ・・・ 弊社では、押し出し形材のデザインや設計までを含めた受注体制があります。
ユーザーからの日本仕様を要求され、本国では対応できないような案件があれば、是非ご相談下さい。
簡単な電気配線などまでなら、組み立て可能です。 国内のパートナーとして、日本法人の営業体制をバックアップさせて戴きます。
小さい会社だからこそ出来る小回りとフットワーク。
そして、優秀な加工メーカーとの連係プレー。
あらゆる要望にワンストップで対応します。
2013年1月25日 8:00 AM | カテゴリー:アルミ押出し材, 切削加工
現場を見て戴くのが一番なのですが。。。
「ボーキサイト」
採掘(赤褐色の鉱石)
「アルミナ」
精製(アルミ1トンに対し2トン必要)
「アルミ地金」
インゴットに鋳造(ほぼ輸入に頼っている)
「溶解炉で新地金と添加剤を溶湯し成分調整」
インゴットを製造(電信柱の様な形状)
「均質化熱処理」
押し出しに組織を均質化する事で生産性を最適化
「ビレットへ切断」
製品に合わせて所定サイズに切断
「ビレットを加熱」
400~550℃位の半凝固状になる温度で加熱
「押出しダイスの加熱」
410~550°位の温度まで加熱しコンテナーにセット
「押出し」
40~50mの管・棒・異形材に押出
「ストレッチ」
押出し後の曲がりを矯正する工程
「切断」
4m前後の任意長さに切断
「熱処理」
合金特性を出す為に熱処理
「検査」
指定の形状・強度に仕上がっているか確認
「表面処理」
お客様の仕様に合わせて処理
「梱包」
輸送途上での傷を防止する為に様々な緩衝材を使用
「出荷」
お客様の指定場所へ向けて出荷 素材の工程はここまでです。
この後に、お客様の希望する形状に加工工程が入ります。
各メーカーの押し出し工程を紹介したHPです。
興味のある方は、クリックして進んでください。
(順不同)
住友軽金属工業株式会社
三菱アルミニウム株式会社
不二ライトメタル株式会社
三協立山アルミ株式会社
加藤軽金属工業株式会社
群馬アルミニウム株式会社
日軽形材株式会社
本多金属工業株式会社
安田金属工業株式会社
2013年1月18日 8:00 AM | カテゴリー:アルミ押出し材
金型と言う括りで言えば特殊なルールかもしれません。
押出しダイスの事で、頻繁に質問されるのがダイス金型費用の件です。
金型費用の事を「押出しダイス製作技術料」と言う名目で請求されます。
これは金型を販売するのではなく、ダイスを作る為の技術料を請求すると言う事なのです。
と言う事により、通常の金型(ダイス)と違う点が、型の所有権は押し出しメーカーに帰属していると言う事が大きく違うところでしょう。
この点を最初にお客様に説明を怠ると「金型を返却して欲しい!」「申し訳ありませんが無理です」と言うトラブルが発生してしまいます。
なぜこの様なシステムにしているかと言うと、ダイスには各メーカーのノウハウがギッシリ詰まっていて、他のメーカーに見られると困ると言う部分があるんです。
何処が見られたくないかと言えば、ベアリング面と呼ばれるアルミの流量を制御する部分です。
流れやすい形状の部分に摩擦抵抗が発生する様にするのが、ベアリング面です。 逆に、流れ難い個所は磨きます。
ベアリング面と磨き面の出来次第で精度が大きく変わってしまいます。
また旧メーカーのダイスが持ち込まれても、押し出した後に精度が出ていなければ新メーカー側の責任となる為、無用なトラブルを避ける為に考え出されたのかな~と、私は勝手に推測しています。
また、メーカーによって差はあるでしょうが、押出しダイスは2年間一度も使用(注文)する事が無ければメーカー側の意志で廃却しますと言う決まりがあります。
押出し承認図にも記載されているのですが、この点も説明を怠るとトラブルの元です。
とは言っても、メーカー側も通常は廃却しても良いか確認をしてくるのが一般的ですが・・・ 押出しダイスには、この様な注意点がある事を記憶に留め置き戴き、ご検討戴く事をお勧め致します。
2013年1月15日 8:00 AM | カテゴリー:アルミ押出し材
MSPは、LED照明用のアルミ押出し形材の実績があります。 LEDが照明として大きな注目を集めている理由は、その優れた特長を生かして第4世代のあかりとして、白熱電球や蛍光灯とは異なる仕組みを持っており、その特性を生かし様々な強みを持ち合わせているからこそ急速に普及しているのだと思います。
しかし、LEDは耐熱温度以上の高温にさらされる場合も劣化が早まる弱点を持つ事から、放熱性の優れたアルミ押出し材を利用した筐体を使用するケースが多く、多くのお客様より開発段階からお声掛け戴きお手伝いさせて戴いております。
放熱性を高める為に、ヒートシンク形状を適度に配しLEDの耐熱温度を考慮した設計を提案しスムーズな開発をお手伝い致します。
また、後加工の実績も多数ありますので、ワンストップ調達のお手伝いも可能です。
MSPは、様々な用途のLED照明用アルミ押し出し形材の実績がありますので、是非お問い合わせをお待ちしてしております。
2013年1月11日 8:00 AM | カテゴリー:アルミ押出し材

通常ですと、300Kg/回のロットを要求されますよね・・・
「そんなに必要無いから削っちゃうよッ」
最近は、100kgからでも対応してくれる会社は出て来ましたが、それでもそれなりに理由がないと対応して戴けないのも現実です。
我社では、ロットの壁でアルミ押し出し材の採用を断念してきた開発型メーカー様を応援させて戴くために、押し出しメーカーと折衝を行い、少ロット対応のサービスを行なっております。
「より良い製品を作りたい」と言う開発者の想いを実現する為に・・・
実際に切削対応するよりも安価な製品が出来るのですが、ロットの壁で諦めてきたユーザー様からのお問い合わせをお待ちしております。
実は。。。何よりもアルミ形材を利用した加工が一番が好きなんです。
複雑形状を大量に、しかも他の加工方法に比べて安価に製造出来る事に魅せられてしまったんです。
長年に渡って各方面にユーザー様に形材を供給させて戴いたノウハウを是非ともお使い下さい。
*少ロットオーダーの対応は、形材サイズによって押出機の種類が違い投入するビレット重量が異なる為、この場での明示は差し控えます。
2013年1月9日 8:00 AM | カテゴリー:アルミ押出し材
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